阪神ドラフト1位・立石正広選手、9回2死あと1球から逆転サヨナラで涙の終戦、日本一はプロで叶える

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今秋ドラフトの超目玉で、阪神から1位指名を受けた創価大学の立石正広内野手(22)の大学野球が、悪夢のような形で幕を閉じた。3日、明治神宮大会出場を懸けた関東地区大学野球選手権の準決勝・神奈川大学戦で、3-2とリードした9回2死二塁、あとストライク1球から逆転サヨナラ2ランを被弾。「3番・二塁」で出場した立石選手は4打数無安打と沈黙し、試合後はその場に崩れ落ち、涙を流した。

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“あと1球”で消えた神宮への切符

歓喜の瞬間は、目前まで迫っていた。3-2と1点リードで迎えた9回裏2死二塁。マウンド上の投手は、2ストライクと相手打者を追い込んだ。明治神宮大会出場決定まで、あと1球。しかし、投じられたスライダーを神奈川大の6番・石崎が振り抜くと、打球は左翼スタンドへ。まさかの逆転サヨナラ2ラン本塁打に、二塁を守っていた立石正広選手はその場にしゃがみ込み、崩れ落ちた。

「悔しいです。まさか。こんな負け方ってあるんだなって。ちょっと頭が真っ白になりました」。整列に加わっても、涙をぬぐうことしかできなかった。

4打数無安打、主将として責任背負う

前日までの2試合で本塁打を含む4打点を挙げていた主砲のバットが、この日は沈黙した。4度の得点圏の好機で凡退し、4打数無安打で2三振。「得点圏で回った中で一本も出せなかったので、嫌な予感はしていました」と、主将として、そして3番打者としての責任を背負った。

9回表の最後の打席では、2死二、三塁の好機で申告敬遠。勝負を避けられたことも、悔しい幕切れに繋がった。

仲間の思いも背負い、プロで「日本一」へ

試合後、4年生の仲間たちと記念撮影に応じた。チームメイトから「甲子園に応援に行くからな!」と声をかけられると笑顔になった。「この大学で一緒になった縁は一生続きますし、甲子園に見に来てくれたら、すごくうれしいこと」と、仲間の思いも背負ってプロの世界へ向かう。

「アマチュアでは最後の野球という中で、もちろん日本一になりたかった。頑張りたい」。大学で逃した頂点の夢は、タテジマのユニフォームを着て、甲子園で叶える。

立石 正広 プロフィール

  • 氏名:立石 正広(たていし まさひろ)
  • 所属:創価大学 4年
  • 出身:高川学園高校
  • ポジション:内野手
  • 投打:右投右打
  • 身長・体重:180cm・87kg
  • 主な特徴や実績:2025年ドラフト1位(阪神)。広島、日本ハムとの3球団競合。走攻守三拍子そろったアマチュアNo.1内野手。大学日本代表で4番。
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httpss://www.sanspo.com/article/20251105-AAWOHNM2VNKP7F5CQX6Q42JYBE/

httpss://hochi.news/articles/20251104-OHT1T51104.html

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この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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