神宮球場で行われた「東京六大学野球連盟結成100周年記念試合」で、明治大学のチームメートによる注目のドラフト指名対決が実現した。ロッテドラフト2位の毛利海大投手（4年・福岡大大濠）が「チームWest」の先発として登板し、初回に迎えたピンチで「チームEast」の4番・小島大河捕手（西武ドラフト1位・4年・東海大相模）と対戦。見事に二ゴロに打ち取り、学生最後の真剣勝負を楽しんだ。
初回いきなりの盟友対決、軍配は毛利に
試合はいきなり動いた。初回、西軍先発の毛利海大投手は2安打を許し、1死一、三塁のピンチを背負う。ここで打席に迎えたのは、4年間苦楽を共にした女房役であり、西武ドラフト1位の強打者・小島大河選手だった。
優勝報告会で「プロで対戦したら小島を抑えます」と宣言していた毛利投手は、冷静に初球を投げ込み、三塁ランナーが還り先制点を献上したものの、計算通りに二ゴロに打ち取った。「楽しみながら戦えました。練習だと抑えるイメージはあるんですけど、お互いレベルアップしていくと思う」と、プロでの再戦を見据えつつ、まずは前哨戦を制した形となった。
ロッテの大先輩・小宮山監督から「激辛エール」
試合前には、ロッテの大先輩である早稲田大・小宮山悟監督（東軍監督）のもとへ挨拶に訪れた毛利投手。「よろしくお願いします」と頭を下げると、小宮山監督からは「君がこけると、また最下位だから頑張ってくれよ」と、愛のある激辛エールが送られた。
これには毛利投手も「ハイ！頑張ります」と笑顔で即答。「オフも休まず練習します」と、最下位からの巻き返しを狙うチームの力になるべく、来季への意欲を燃やした。
小島選手は3打数ノーヒット1打点で大学最後のイベントを終えたが、「最後の試合で打てなかったので、プロではたくさん打ちたい」と話し、プロでのリベンジを誓った。
毛利海大 プロフィール
- 氏名： 毛利 海大（もうり・かいと）
- 所属： 明治大学（22歳）
- 出身： 福岡県（福岡大大濠高校卒）
- ポジション： 投手
- 投打： 左投左打
- 主な特徴や実績： キレのある直球と変化球を操る実戦派左腕。先発・リリーフ共に高いレベルでこなし、明大の完全優勝に貢献。2025年ドラフト会議で千葉ロッテマリーンズから2位指名を受ける。
小島大河 プロフィール
- 氏名： 小島 大河（おじま・たいが）
- 所属： 明治大学（22歳）
- 出身： 神奈川県（東海大相模高校卒）
- ポジション： 捕手
- 投打： 右投左打
- 主な特徴や実績： 大学球界屈指の打てる捕手。ベストナインを複数回受賞し、大学日本代表でも活躍。2025年ドラフト会議で埼玉西武ライオンズから1位指名を受ける。
２０２５年ドラフト会議指名選手一覧
2025年のドラフト会議は10月23日に行われ、支配下ドラフトが73人（昨年より4人増）、育成ドラフト43人（同11人減）の合計116人（同7人減）人が指名されました。
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2025年10月23日
2025年度-東京六大学リーグのドラフト候補とみんなの評価
ドラフト候補の評価や動画、みなさまのコメントを紹介します
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