東京六大学野球連盟の明治大は、東京六大学で昨秋に優勝をし、また16年連続でプロ野球選手を輩出している名門の中の名門で、野球をしている高校生にとって憧れの大学だ。推薦で入るのは最も難関な大学の一つであることは間違いないが、今年スポーツ推薦合格者15人の中で唯一の外野手として横浜高校(神奈川)で副主将を務めた野中蓮珠外野手(18)が入った。
学業評定「9.8」の秀才、怪我に泣いた高校時代
愛知県出身の野中蓮珠選手は中学時に瀬戸リトルシニアでプレーをしていたが、学業も優秀だった。地元の名門国立大・名古屋大学なども視野に入っていたと思うが、中学時代から「愛知でメイダイと言えば名古屋大学ですけどね」と話しながらも「明治で野球がやりたい」という志を持っていたという。
そして、その進路に進むために、明治大にも進学する選手の多い横浜高校へ進学することを決意、野球推薦ではなく「学業推薦」での入学だったという。高校でも10段階評価で「9.8」という成績を残していたという。
しかし、野球のほうでは試練が続いた。優勝した昨年のセンバツでは、初戦の市和歌山線で6番レフトでスタメン出場をしたものの、2回戦に代打となり、チームは優勝を果たしたが、その後は出場はできなかった。
また、高校3年間は腰痛、左スネ骨折、そして右手首有鉤骨骨折とケガが続き、最後の夏は怪我の影響で打撃不振に陥ってベンチ入りを逃した。「そのときはショックだった。寮で号泣した(スポニチ)。」と振り返る。それでも副主将として気持ちを切り替え、ボールボーイや裏方としてチームを支え続けた。
早大進学の主将・阿部葉太に対抗心「4年間で追いつく」
その怪我も完治をした。そして目指していた明治大野球部への推薦入学も決定した。万全の状態で大学野球に挑む。「高校時代はケガが多すぎました。もう手首も完治したし思い切りやれます(スポニチ)。」と、神宮デビューを心待ちにし、推薦組唯一の外野手として、「いずれは打撃のタイトルを獲りたい(スポニチ)。」と首位打者を目標に掲げた。
ライバルとして意識するのは、同じ東京六大学の早稲田大学に進学した横浜高の主将・阿部葉太選手だ。同じ愛知県出身で、愛知豊橋ボーイズの主将として力を見せており、横浜高校でも主砲として主将として圧倒的な存在感を見せていた。そして共に外野手としてポジションも争ってきた。
「今は雲の上のような存在だけど、4年間のスパンで対抗出来るように成長したい(スポニチ)。」と、主将・副主将としてチームを引っ張った阿部選手と、大学では明治大と早稲田大のライバルとして戦う。
4年後に、阿部選手は早稲田大の主将になっているのは間違いないだろう。その時、明治大の主将として野中選手がいれば、こんな楽しみな対戦はないだろう。
野中蓮珠 プロフィール
- 氏名: 野中 蓮珠(のなか・れんじゅ)
- 所属: 明治大学(1年)
- 出身: 愛知県(横浜高校卒)
- ポジション: 外野手
- 投打: 右投左打
- 身長・体重: (詳細データなし)
- 主な特徴や実績: 学業成績優秀で横浜高に入学した秀才。副主将を務めるも怪我で夏メンバー外に。パンチ力のある打撃が魅力。






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