東京六大学野球連盟の早稲田大学が、東京都西東京市の安部球場で練習を公開し、アスリート選抜入試に合格した横浜高校(神奈川)の前主将・阿部葉太外野手(18)も技術に磨きをかけている。エンジ色のウインドブレーカーに袖を通したスーパールーキーは、「新鮮な気持ち。1年春からアピールしたい」と意気込み、六大学リーグの通算最多安打記録更新という大きな目標を掲げた。
目標は「高山俊超え」、132安打を見据える
甲子園優勝や侍ジャパンU18代表主将などの実績を積み、早稲田大に進学した阿部葉太選手、大学での目標を問われると、「(明大・高山俊の)リーグ記録の131安打を狙えるような数字を叩き出したい(スポーツニッポン)。」と、東京六大学の歴史に名を刻むことを宣言した。
「4年生のリーグ戦が始まる頃には、そこを狙えるような数字を、自分でたたき出していけたら(日刊スポーツ)。」と長期的なビジョンを持ちつつ、「そのためにも、1年生の春からしっかり出来るように準備したい(スポーツ報知)。」と、開幕からのフル回転を誓う。
髙山選手は1年春に20安打を放ち、打率.417という1年生として圧倒的な数字を残している。阿部選手も記録更新するためには、1年春からこのくらいの数字を残し続け、そして4年間をケガ無くプレーし続けることが重要となる。
小宮山監督、1番センター阿部選手指名の反響
今年1月の始動日に、小宮山悟監督が「1番・センター、阿部葉太でいきたい」と明言したことは、チームに大きな波紋を呼んだ。この日、指揮官はその真意を説明。「あのタイミングで言ったのは、ちょっと(早大の外野手が)腑抜けた練習をしていたから。ふざけんな、という気持ちになるかの確認を含めて(スポーツニッポン)。」と、既存選手への“起爆剤”としての意図があったことを明かした。
早稲田大の外野陣は1番センターで出場していた尾瀬雄大選手と、昨秋打撃3位の石郷岡大成選手の2人が抜ける。ドラフト候補となる寺尾拳聖選手がいるものの、やや層が薄くなっているのは否めない。徳丸快晴選手や中村俊瑛選手といった新2年が出てこないと、新1年の阿部選手に頼らないと行けない状態になる可能性もある。
その狙い通り、「次の日から目の色が変わった選手もいました(スポーツニッポン)。」とチーム内の競争は激化。阿部選手自身も「プレッシャーは少し感じていますが、そう言っていただいているのは、すごくうれしい(スポーツ報知)。」と前向きに捉え、実力で定位置を掴み取る覚悟だ。
「横浜の泥臭さ」で神宮を沸かす
オフ期間のウエートトレーニングで体重は85キロまで増加。「体がちょっとデカくなっている(デイリースポーツ)。」と監督も認めるフィジカルを手に入れた。
「横浜高校で培った泥臭さを神宮の舞台でやっていきたいし、高校同様日本一を目指してやりたい(日刊スポーツ)。」名門・横浜から早大へ進むパイオニアとして、そして次世代のスター候補として。阿部葉太の挑戦が、神宮の杜で幕を開ける。
阿部葉太 プロフィール
- 氏名: 阿部 葉太(あべ・ようた)
- 所属: 早稲田大学(1年)
- 出身: 愛知県(東山クラブ-横浜高校卒)
- ポジション: 外野手
- 投打: 右投左打
- 身長・体重: 180cm、85kg(最新)
- 主な特徴や実績: 昨春センバツ優勝主将。U-18日本代表主将。50m5秒9の俊足と広角に打てる打撃技術を持つ。目標はリーグ通算安打記録更新。











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