法大グラウンドで東京六大学リーグの法政大学と社会人野球の名門・ENEOSによるオープン戦が行われ、7-7の引き分けに終わった。この試合では、法大の若きスラッガー・井上和輝内野手(新2年=駿台甲府)と、ENEOSの高卒ルーキー・中野大虎投手(大阪桐蔭)の若い才能が力を見せた。
法大・井上和輝、逆方向への一発
法大打線が社会人の名門相手に14安打7得点と猛威を振るった。その火付け役となったのが、「2番・指名打者」でスタメン出場した井上和輝選手だ。ENEOSの新人・滝口琉偉投手(東北福祉大)から、逆方向となる左中間へ豪快なソロ本塁打を放ち、ネット裏のファンをどよめかせた。
「真ん中低めの真っすぐでした。高めより低めの方が得意。風もけっこう強かったので、行ってくれるかなと思いました(スポーツ報知)。」と、自慢のパワーを見せつけ笑顔を見せた。
昨秋のリーグ戦では1年生ながら打率.364(リーグ8位)、12打点(同2位)、4本塁打(同1位タイ)と大ブレイクを果たし、東京六大学のスター候補として注目されれている。法大は他にも土肥憲将捕手(新4年)、熊谷陸遊撃手(新3年)にも一発が飛び出し「強打の法大」を強く印象づけた。井上選手は春季リーグ戦に向け「全ての数字で昨年の秋を上回りたい(スポーツ報知)。」と、さらなる飛躍を誓った。
ENEOS中野大虎、被弾も「緊張なし」の強心臓デビュー
一方、ENEOSは、大阪桐蔭高から入社したルーキーの中野大虎投手が、4回からリリーフとして登板し、社会人デビューを果たした。1イニングを投げて本塁打による1失点を喫したものの、大物ぶりをうかがわせる投球を見せた。
初登板を終え、「緊張はなかったです。ボールが高めにいってしまって、風もあったので。ただストレートは行っていたし、これからは精度を上げていきたい(スポニチ)。」と、被弾を反省しつつも真っ向勝負の直球には手応えを掴んだ様子だった。
宮沢健太郎監督も「いいストレートを投げていたし楽しみだよ(スポニチ)。」と、高卒ルーキーの堂々たるデビュー戦に期待を膨らませていた。
2028年ドラフト上位候補に期待
井上選手は昨年冬の侍ジャパン大学代表候補強化合宿に参加し、今年は2年生で代表選出の可能性が非常に高い。この日はDHでの出場だったが、捕手としての力も磨き、日本を代表するキャッチャーになって欲しいと期待している。
また、中野投手は昨年の侍ジャパンU18代表でプレー、140キロ後半のストレートとスプリットが武器の大型右腕投手としてその将来が期待されている。社会人野球で名門のENEOSということで、まずはチーム内での登板枠を獲得する事が必要になるが、ドラフト会議指名解禁までの3年間をホップ・ステップ・ジャンプで成長の軌跡を描いて欲しい。
二人は共に2028年のドラフト候補となる。井上選手は既にドラフト1位指名の可能性が高くなっているが、井上選手、中野投手がそろってドラフト上位候補として注目されるように期待したい。
注目選手 プロフィール
井上 和輝(いのうえ・かずき)
- 所属: 法政大学(新2年)
- 出身: (駿台甲府高校)
- ポジション: 内野手
- 投打: 左投左打(※推定)
- 主な特徴や実績: 昨秋の東京六大学リーグで1年生ながら最多タイの4本塁打を放った左の長距離砲。
中野 大虎
- 所属: ENEOS(入社1年目)
- 出身: 大阪府(大阪桐蔭高校)
- ポジション: 投手
- 投打: 右投右打
- 主な特徴や実績: 最速150キロ超の直球を武器とする本格派右腕。大阪桐蔭ではエースとして活躍し、高卒で社会人の名門へ進んだ。










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