京滋大学野球春季リーグが2日に開幕し、佛教大は最速152キロを誇るプロ注目の右腕、野村亮輔投手(4年=綾羽)が2番手として救援登板、3イニングを無安打5奪三振無失点の快投を見せた。巨人が複数のスカウトで視察するなどNPB10球団のスカウトがネット裏に詰めかけた。昨秋の日本代表候補合宿でも存在感を示した滋賀の剛腕が、ラストイヤーの幕開けを最高の形で飾った。
140キロ台後半の「高速ツーシーム」で圧倒。雨のマウンドも問題なし
2-0で迎えた6回からマウンドに上がった野村亮輔投手は、立ち上がりからエンジンの違いを見せつけた。前夜の雨の影響で足場の悪いマウンド条件だったが、それを微塵も感じさせない力強い腕の振り。最速149キロを計測したストレートに加え、直球とわずか1〜2キロ差しかない140キロ台後半の高速ツーシームを投げ、打者の手元で鋭く変化する強いボールをゾーンに集め、面白いように三振の山を築いた。
野村投手は、「初戦なので良くもなく悪くもなくという感じです。体幹強化などで安定感を求めてきたので、直球の抜ける球が昨秋よりも減った。今日はマウンドの状態が良くなかったし、自分のコンディションも上がれば、150キロは自然と超えてくると思う。155キロぐらいが出そうと手応えはあります(スポーツニッポン)。」と話した。
昨秋にベストナインを受賞した際、さらなる飛躍のために自らに課したのは制球の安定だった。この日は無四球にまとめるなど、冬の間の体幹トレーニングが着実に身を結んでいる。コンディションが整えば「155キロ」の大台突破も視野に入っており、昨年から進化した姿を見せた。
巨人など10球団が集結、「球の強さ」と「器用さ」にプロが熱視線
この日のネット裏にはNPB10球団ものスカウト陣がずらりと顔を並べ、巨人は複数人の態勢で視察をした。視察した各球団の担当者は、野村投手の投球の「質」の向上を高く評価した。
千葉ロッテ・三家和真スカウト:「球が強いし、球速のアベレージも高い。制球力や変化球もよく、器用さがあるように感じた」
単なる力押しの投手ではなく、高速変化球を操って試合の状況に応じて投球を組み立てられる勝てる投手となった。178センチ90キロと体も強くなり、ストレートでも変化球でも強い出力を保って投げ、コントロールも乱れない投球に、スカウトの評価も高まったことだろう。
綾羽のエースから佛教大の主柱へ。滋賀が生んだ逸材が狙うリーグ連覇
滋賀県長浜市出身の野村亮輔投手は、地元の綾羽高で1年秋からベンチ入りし、2年秋からは背番号1を背負うと143キロの速球を投げて注目を集めてきた。佛教大進学後も順調にステップアップし、昨秋に実績を積むと大学日本代表候補の合宿に招集された。「全国トップレベル」の評価を受けると共に自覚をすることになった。
リリーフで3回5奪三振という結果で幕を開けた今季、短いイニングで155キロを記録する可能性がある。ドラフト会議に向けて注目投手の1人であることは間違いない。
【野村 亮輔】 プロフィール
- 氏名: 野村亮輔(のむら・りょうすけ)
- 所属: 佛教大学(4年)
- 出身: 滋賀県(虎姫ヤンチャーズ-湖北ボーイズ-綾羽高卒)
- ポジション: 投手
- 投打: 右投左打
- 身長・体重: 178cm、90kg
- 主な特徴や実績: 最速152キロを誇る京滋リーグ屈指の本格派右腕。3年秋にベストナイン受賞。高速ツーシームと安定した制球力を武器に、2026年ドラフト上位候補として10球団が注目。50m走6.0秒の高い身体能力を誇る。









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