【大学野球】関大の左腕・米沢友翔が甲子園で13K準完全投球、9球団視察し巨人・ロッテ・DeNA・広島・西武が評価

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関西学生野球春季リーグは11日、阪神甲子園球場で第2節の1回戦が行われ、伝統の「関関戦」で関西大が関西学院大を1-0で下した。関大の左腕・米沢友翔投手(4年=金沢)が9回1安打無四死球13奪三振という圧倒的な投球を披露。2回に安打を許したものの次打者を併殺に打ち取り、結果的に「打者27人」で試合を締めくくる準完全試合で待望のリーグ戦初勝利を飾った。石川県珠洲市出身で能登半島地震の被災、そして1年に及ぶ右肘・肩の故障という二つの逆境を乗り越え、中日の金丸夢斗投手が背負った関西大の「21」が、再びドラフト戦線の主役へと躍り出た。

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初回3者連続空振りKの衝撃、9回に最速149キロを叩き出した驚異のスタミナ

米沢友翔投手にとって、この日は4年間の思いが結実する114球となった。初回、立ち上がりからキレの良いストレートと大きく曲がるスライダーでエンジン全開、3者連続の空振り三振を奪う。2回に中前打を許したものの、直後の打者を注文通りの遊ゴロ併殺に仕留めると、その後は一人の走者も許さない完璧なマウンドを継続した。7回まで4者連続を含む毎回の奪三振ショー。1点リードで迎えた最終9回には、110球を超えてから自己最速タイとなる149キロを球場表示に刻み、聖地をどよめかせた。

米沢友翔投手は「ちょっと飛ばしすぎたかなっていう風に思ったんですけど、あの三振が自分を勢いづけてくれたのかなと思いました。決めるところで決められるスプリットが良かった」と笑みを浮かべた。対戦した関学大のエース・飯田泰成投手も同じ「背番号21」の好左腕で、7回4安打7奪三振1失点とプロ注目の投げ合いをし、試合も1−0という投手としては最高にうれしい勝利を手にした。

能登半島地震での被災と1年の空白、両親への恩返しを胸に

米沢投手の歩みは、困難の連続だった。地元・石川県珠洲市で過ごした2年前の正月、能登半島地震により自宅で被災。野球どころではない状況に直面したが、両親は「野球を頑張ってきなさい」と背中を押して送り出してくれた。しかし、大学2年の夏には肩と肘を同時に痛め、約1年間も実戦から遠ざかる苦しいリハビリ期間を過ごした。「みんなが投げてる姿を見てうらやましいなっていう風に思ったこともあった(スポーツ報知)」という孤独な日々。完全ノースローを貫くなか、ひたすら下半身鍛え、今春の球威アップへと繋がった。

米沢友翔投手は「野球頑張ろう、恩返ししようと思えた大きな出来事だった。両親が石川県から送り出してくれたので、恩返ししたいっていう気持ちがあって、それはずっと忘れずに練習してました」と話す。小田洋一監督(60)も「能力は高かったけど、故障が多かった(スポーツ報知)」と評する未完の大器が、ついに「関大のエース」として完成の時を迎えた。

NPB9球団が集結、5球団のスカウトが語る「上位候補の資質」

伝統の一戦を視察したNPB9球団のスカウト陣は、実績の少なさを補って余りある米沢投手のパフォーマンスに驚きを隠さなかった。

千葉ロッテ・三家スカウト:「ストレートで空振りが取れるのが魅力。ゲームメークもできる。十分、インパクトがあった」

広島・鞘師スカウト:「真っすぐも強いし変化球もいいし、落ちるボールもいい。これが続いたら上位候補になるかなというくらい。すごい良かったからびっくりした」

巨人・岸スカウト:「スライダー、フォークが良い。三振も取れる。これからも注目しておかなければならないピッチャー」

埼玉西武・前田俊郎育成アマチュア担当チーフ:「ピッチングがうまいし、計算できるピッチャー。コントロールが乱れることがないね」

横浜DeNA・八馬アマスカウトグループリーダー:「直球の質、コントロールもいい。変化球の精度もいい」

関大の左腕、そして背番号21といえば2024年のドラフト1位で中日に入団した金丸夢斗投手の姿が思い浮かぶ。その金丸投手からは練習メニューの伝授や食事の誘いなど、公私ともに多くの刺激を受けてきた。「尊敬できる先輩。憧れもありますが、追いつきたい(スポーツ報知)。」と話す。

これまでリーグ戦通算13試合、勝ち星なしという実績から、一気にドラフト候補の最前線へと躍り出た米沢投手。能登の震災、度重なる故障を乗り越えた不屈の精神は、最速149キロの剛腕にさらなる凄みを加えている。「4年間でやっと手にできた勝利。素直にうれしいです(スポーツ報知)。」関大の「21」が再び注目されそうだ。

【米沢 友翔】 プロフィール

  • 氏名: 米沢友翔(よねざわ・ゆうと)
  • 所属: 関西大学(4年)
  • 出身: 石川県(宝立サマンズ-緑丘中-金沢高卒)
  • ポジション: 投手
  • 投打: 左投左打
  • 身長・体重: 180cm、80kg
  • 主な特徴や実績: 自己最速149キロの直球と、キレのあるスライダー、スプリット、チェンジアップを操る本格派左腕。2026年春季リーグ開幕週の関学大戦で、1安打無四死球13奪三振の準完全試合を達成。中日・金丸夢斗は大学の2学年先輩。2026年ドラフト候補。
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この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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