東都リーグ、拓大・尾松義生投手、専大・大野亨輔投手が完封!

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 東都リーグは雨天で順延していた中央大vs専修大の1回戦と、拓殖大vs駒澤大の2回戦が行われ、専修大の大野亨輔投手が延長12回を投げ切って0点に抑えて完封、また拓殖大の尾松義生投手も駒澤大を完封した。

エースの自覚

 専修大の大野投手は星稜高校出身の投手だが、高校では西川健太郎投手(2011年中日ドラフト2位)がおり、背番号9を付けた控え投手だった。同学年では亜細亜大の北村祥治選手もいたが、主に野手としてプレーしていた。

 専修大に入学すると投手として成長し、2年生となった2013年には1部リーグで主にリリーフとして6試合に登板し1勝2敗、防御率は4.10だったが規定投球回を投げるなどエースとして期待された。しかしチームは2部に落ちると、大野投手もリリーフで奮戦するものの勝ち星は得られず、昨年秋にチームは1部昇格したものの、4年生の角田皆斗投手、池田駿投手の活躍もあり、入れ替え戦で大野投手の登板は無かった。

 172cmの小柄な投手で球速も130km/h中盤が多いがキレの良い球質で、110km/hのカーブと共にこの春に習得したカットボールのキレ味が良く、空振りを奪えるようになった。角田投手、池田投手が抜け、エースとしての自覚を持った大野投手はこの春に成長すると、チームの開幕戦で先発し、延長12回までを投げて3安打11奪三振3四死球で中央大を完封し、自身の大学2勝目を飾った。

 完封は高校3年生の練習試合以来という大野投手、新球カットボールで東都の台風の目となるか。ただし、169球を投げており心配もある。

 

2部で成長左腕

 一方、拓殖大の尾松投手は明徳義塾出身で、北川倫太郎選手(2011年東北楽天ドラフト5位)と同学年だった。175cmとこちらも大きくないが安定感抜群の投球をする左腕で、拓殖大では2年時に2部リーグで4勝0敗、防御率0.58でリーグ1位の成績を残していた。

 しかし、その時に左肘を痛めており、その影響から昨年は左肩痛を発症するなどガマンの1年だったが、この日は先発して9回126球を投げ、3安打12奪三振3四死球で、大学王者の駒澤大を完封した。

 拓殖大は石橋良太投手や佃勇典投手などがフル回転して活躍してきた。今年は尾松投手が軸になりそうだ。ただし故障の影響は心配される。

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 星稜(石川)では同学年に中日入りした西川がいたため、主に野手として出場していた。専大2年時に1部で1勝を挙げたが、昨年はフォームを崩すなど不振に陥り、昨秋の入れ替え戦でも登板機会はなかった。冬場は軸足の右足に体重を乗せることを意識しながらフォーム固めに励んだ。「自分の光るものを得たいと思った」と、カットボール習得にも取り組んだ。迎えた1部復帰初戦。新球を駆使しながら11三振を奪ってみせた。

 先発した4年生左腕・尾松は3安打12奪三振でリーグ戦初完封。昨年は左肩痛を抱え、本格的な投げ込みは今年2月に入ってからだったが「1点取られたら負けると思った。(完封は)うれしい」と振り返った。0―0の9回1死二、三塁からは2年生・逸崎が右中間を破る決勝の2点二塁打。リーグ戦初安打で試合を決め「次につなぐ気持ちで打った」と胸を張った。


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