2年後のドラフト候補・仲尾次オスカル投手、松田宣浩選手、坂本勇人から三振奪う

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 白鴎大の仲尾次オスカル投手がWBCブラジル代表として日本代表と対戦、3番手として7回に登板すると、松田宣浩選手、坂本勇人から三振奪うなど7回は3者凡退に抑えた。

 仲尾次オスカル投手は最速148km/hを投げる左腕投手で、白鴎大では関甲新大学リーグで通算28勝を挙げリーグ新記録を樹立した。2012年のドラフトでプロ志望届けを提出し指名を待ったものの、プロからの指名はなく今春ホンダへの入社が決まり、社会人野球から2014年のドラフト会議を目指す。

 1年時には140km/h中盤のストレートを軸に春夏合わせて5勝1敗を記録、2年生春は絶好調で1シーズンで6勝、防御率1.04を記録してMVPを獲得した。

 しかし登板が多くなると、肩を痛めたのか疲れからは分からないがフォームのバランスを崩し、ストレートは130km/h台しか出なくなった。それでも3年秋には4勝1敗、4年秋には5勝2敗を記録するなど、見づらいフォームや制球力を生かした投球術で勝ち星を積み上げた。

 この日の日本代表との試合でも松田、坂本の外角に切れの良いストレートと、小さく沈む球を投げ三振を奪った。2イニング目となる8回には内川聖一選手にヒットを打たれると、井端にタイムリーヒットを浴びて降板し、後続の投手が打たれて1回1/3で自責点は2となったが、プロ野球を代表する右打者から2つの三振を奪ったことは、今度の野球人生を大きく変えることになるだろう。

 今後はホンダで社会人野球で登板するが、WBC代表として戦った社会人野球選手として注目されそうだ。2年後のドラフトが楽しみになってきた。

 

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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