スポニチ大会、Honda・仲尾次オスカル投手が1回無失点、東芝・萩野裕輔投手が3回無失点とルーキーが活躍

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 社会人東京スポニチ大会は、去年まで大学などで活躍していた選手が鮮烈なデビューを見せる大会でもある。

 まず、Hondaの仲尾次オスカル投手は2番手で登板すると、1イニングを無失点に抑えた。仲尾次投手は昨年白鴎大でリーグ記録となる通算28勝を挙げた左腕で、WBCのブラジル代表として日本代表の松田宣浩選手、坂本勇人選手から三振を奪った。

 仲尾次投手は「思い切ってストライクを投げた。調子は良かった。」と話た。仲尾次投手は昨年プロ志望届けを提出しドラフト会議で指名を待ったが、指名されなかった。「まだまだ力は無いけど、プロ選手になりたい」とプロ入りを強く希望している。WBCでタイムリーを打たれた井端選手へのリベンジに燃える。

 同じく昨年まで東北福祉大でプレーしていた東芝の萩野裕輔投手が2番手として登板、9回には2アウト1,2塁のピンチを招いたが抑え、3回を無失点に抑える上々のデビューを見せた。荻野投手は181cmの左腕で、昨年プロから注目されるも早々と東芝入りを決めていた。社会人で実戦経験を積みプロ入りを目指す。

 WBCブラジル代表として日本戦に登板し敗戦投手となったHondaの仲尾次が、社会人デビューを飾った。8日にチームに合流した左腕は、1回を無安打無失点で抑え「6―0だったので、いい流れを続けようと投げた。良かったと思う」と笑顔を見せた。今後は日本でプロを目指す21歳は「(タイムリーを打たれた)井端選手とはもう一度対戦したい」と再戦を熱望していた。

 東北福祉大出身の東芝ルーキー・萩野が3回を無失点に抑え上々の社会人デビューを飾った。仙台市泉区出身で、震災後は津波で浸水した友人宅の片付けなどを手伝った。遊び慣れた公園には今も仮設住宅が残る。「2年たっても何も進んでいない。野球で頑張っている姿が宮城の人の力になれば」。昨年3月には大学選抜の一員として復興支援試合に出場。この日は9回2死一、二塁のピンチも切り抜け「(震災があった日に)抑えられてホッとしている」と胸をなで下ろした。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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