太田一、金谷太輔投手が1イニング無失点、千葉ロッテ、北海道日本ハムのスカウト視察

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 高校野球茨城県大会では、太田一は笠間高校と対戦し、5回まで13-0の差をつけていた。

 ここでプロ注目の191cm右腕・金谷太輔投手が登板すると、最速141km/hを記録したストレートとスライダーで空振り三振を奪い、その後2者も討ち取って無失点に抑えた。

 金谷投手は高校入学時に183cmの身長があった。捕手としてプレーしていたが、監督より投手転向を指示され、ダルビッシュ投手のフォームを動画サイトで見て研究したのが、ドラフト候補としてプロから注目される投手になるきっかけだった。

 この日は千葉ロッテ、北海道日本ハムのスカウトが視察し、千葉ロッテ・永野チーフスカウトは「粗削りな大型投手で、まだまだ伸びしろがある」と評価、また北海道日本ハム・川名スカウトも「春よりよくなった。軸がしっかりしてフラフラしなくなった」と成長を評価した。今の所は指名されても育成ドラフトという感じだが、次戦以降の活躍で評価は上がっていくだろう。先発した時の試合が楽しみだ。

 駐車場は満車で、内野席はほぼ埋まっていた。お目当ての選手はただ一人。13―0の5回。すでに大勢は決していたが「常陸のダルビッシュ」こと太田一・金谷がマウンドへ向かうと、ひたちなか市民球場がこの日一番の盛り上がりを見せた。 「直球がまだばらけていました。制球力を上げていかないといけない。次は緩い変化球でストライクを取りたいです」

 1メートル91の身長にすらりと伸びた手足。関東の今秋ドラフト候補のトップを切って登場した。代打・小瀬に最速141キロの直球を4球投じた後、低めのスライダーで空振り三振。後続も直球で投飛と投ゴロに抑えた。

 金谷は太田中まで捕手だったが、太田一入学後に投手に転向した。当時の身長は1メートル83。ブルペンで投手の球を受けていた時に突然、島根修二監督から「投げてみろ」と言われたのがきっかけだ。「自分が(どうしたらいいか)分からなくなったら見る」と参考にしているのがダルビッシュの投球フォーム。動画サイトで体重移動の方法を研究。長い手足を持て余すことなく、使い切るすべを学んだ。

 視察に訪れたロッテの永野吉成チーフスカウトは「一番の魅力は体。粗削りな大型投手で、まだまだ伸びしろがある」と評する。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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