日本文理の飯塚悟史選手が投打に活躍、いざセンバツへ

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 日本文理のスラッガー・飯塚悟史選手が箕面学園、近大高専と練習試合を行い、2試合で打っては4打点、投げても5回1失点と投打に仕上がりの良さを見せた。飯塚選手を中心投打の中心として昨年の明治神宮大会準優勝の日本文理がセンバツに臨む。

投手として

 1試合目の箕面学園戦では2安打3打点を記録し、2試合目の近大高専戦では初回に先制のタイムリーヒットを打ってチームに勢いをつけた。また投げても5回を1失点に抑えまずますというピッチングだった。

 投げては昨年秋の公式戦で11試合に登板して2試合を完封、91回を投げて73安打85奪三振で四死球は30、自責点は19で防御率は1.88という記録を残している。186cmから140km/h中盤を記録し1年時から注目されているものの、昨年秋の明治神宮大会では、龍谷大平安戦で9回13安打5失点6奪三振、決勝の沖縄尚学戦でも8回11安打8失点(自責点5)5奪三振、特に決勝では6回まで無失点に抑えていたが、7回に3失点、8回に6失点して逆転負けを喫している。

 今大会でも優勝候補に挙げられる両チームが相手ではあるが、球速の割には被安打が多く三振が少ないように見える。投手としては素質はあるものの、まだ課題は多いという評価だろう。

 

打者として

 打者としては、昨年秋の公式戦は39打数10安打で打率.256、3本塁打9打点という成績だった。しかし、明治神宮大会決勝で放った2本のホームランが印象的で、バックスクリーンに飛び込む特大弾と、インコースを軽く払ってライトスタンドに放り込み、スラッガーとしての評価を一気に挙げた試合となった。

 センバツでどんなピッチングを見せるかによって変わると思うが、今の所は野手としての評価が高そう。肩も強いことから強肩外野手としてドラフト上位候補となりそうだ。しかし球速は十分出せる投手なので、少しきっかけがあれば投手としても素質が開花しそうな感じがある。この1年でそれを見せられるかどうかで、打者か投手かの道が決まる。いずれにしてもプロを希望すれば、ドラフト会議では名前を呼ばれる選手だろう。

 

越後のゴジラ大暴れ - ニッカンスポーツ紙面:2014/3/20

 

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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