大商大・金子丈投手は阪神2軍に5回11安打5失点、阪神スカウト「秋のリーグ戦で見極める」

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 阪神2軍は昨日の京都大に続き、この日は大商大とプロアマ交流戦を行った。阪神のスカウトが注目している金子丈投手は、結果を残すことができなかった。

5回11安打5失点

 金子丈投手は188cmの身長があるものの球速は130km/h台がほとんどで、その大半を曲がりの大きなフォークボールを投げ、フォークでストライクも取れれば打たせて取る事もできる。大学では昨年春のリーグ戦で4試合連続完封を記録するなど注目され、明治神宮大会でもフォークボールを操る投球に、プロのスカウトも注目した。

 この日は最速は141km/h、初回に4連打を浴びて3失点すると5回にも4連打で2点を失い、5回を投げて11安打5失点という結果で、プロを相手にフォークボールの投球スタイルで通用する所を見せられなかった。

 

「いずれここで」もプロのスカウトは 

 金子投手は「いずれここに立つと思って投げたのですが、まだ自分の力じゃダメでしたね」とプロへの意思は強そうだが、実力を知らされた。

 プロ野球でも曲がりの大きなフォークボールを投げる投手は一時期いたものの、最近では珍しい投球スタイルとなっており、プロを相手に通用するかに注目された登板だったが、視察した阪神の畑山スカウトも「持ち味を出せなかった。秋のリーグ戦で見極めます」と、評価は秋のリーグ戦へ持ち越しとなった。

 プロ入りへの状況は厳しくなったと言わざるを得ない。ハマった時は素晴らしいピッチングをするというだけでは、ドラフト会議で指名するのは難しい。秋のリーグ戦で昨年春以上の投球ができるかどうかがスカウトの判断材料となる。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
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