センバツに出場する敦賀気比、エースの平沼翔太選手は最速144km/hのストレートに鋭いスライダーで、昨年夏は2年生ながらエースとして、甲子園ベスト4に勝ち上がった。
野手としても注目
平沼翔太選手の魅力はそれだけではない。甲子園では7番打者として打率.375を残し、ここまで高校通算20本塁打に50m5.9秒の足もある選手として評価されている。
ただし本人は、「投手が好き。どうせ打席に立つなら打ちたいけど、スカウトの方が評価してくれるほどとは思わない」と、打撃についてはあまり関心が無いようだ。
投手としてアピールを
昨年の甲子園後は疲労があり、明治神宮大会の1回戦・英明戦では5回1/3を投げて7安打4奪三振3失点、続く九州学院戦では登板しなかった。このオフもキャッチボールも行わないなどボールを投げずに体を鍛え、2月からようやくボールを握り始めたという。
「感覚は完璧には戻っていない。もう1ヶ月も無いので焦っています」と話す平沼投手だが、「やりたい練習はできている」と話す。
今週末から練習試合が解禁となり、鍛えてきた体を試す事ができるようになる。野手としての評価を打ち消すほどの投手としてもアピールがセンバツでは必要になる。
平沼 投手1本 中日スポーツ紙面 2015/3/5
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