広島ドラフト1位、慶大・加藤拓也投手が9回12奪三振完投、日ハム2位石井を抑える

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東京六大学リーグでは早慶戦が行われ、広島カープがドラフト1位指名した慶大・加藤拓也投手が9回3安打12奪三振の熱投を見せ先勝した。

早慶戦&日本シリーズ対決

日本シリーズで戦う広島のドラフト1位と日本ハムドラフト2位の対決となった。慶大先発の加藤拓也投手は8回、これまで3打数1安打とした早大3番の石井一成選手と、これが大学最後の対決となるかもしれない4打席目の対戦は、フルカウントからスライダーをストライクに入れ見逃し三振に斬って取った。加藤投手はこの試合は7四死球とらしさも見せたものの、9回3安打12奪三振、149キロの力のある速球とスライダーを交え、1失点完投勝利を挙げた。

加藤投手は日本シリーズについて「指名後初めてですけど、自分は何もないです」とドラフトのことは気にせず、早慶戦で慶応のエースとしてのみの意識で投げ切った。四死球が多く球数も147球を投げた。それでも威力ある速球で抑えきった。3戦目で再び投げるかもしれないが、加藤投手らしい投球で最後の早慶戦を投げきった。

今季5勝目、東京六大学通算も25勝とし300奪三振も記録した。この日は広島カープの苑田スカウト部長が視察をし、「頑丈な体と、ドラフトが終わっても緩めず、これだけ三振を取れて素晴らしい」と評価し、東京六大学での数々の実績を携えてプロへと飛び立つ。

石井選手は「かわされた感じ」と話し、速球よりもスライダーなどで勝負してきた加藤投手との対戦を振り返った。4打数1安打1三振、この次の対戦はプロでとなるかもしれない。そこできっちりを借りを返したい。

試合は慶大が3-1で勝利、同点の7回に慶大の1年生捕手・郡司裕也選手のホームランで勝ち越し先勝した。

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ネット裏で視察した広島の苑田聡彦スカウト統括部長は「頑丈な体と、ドラフトが終わっても緩めず、これだけ三振を取れて素晴らしい」と称えた。日本シリーズの結果も気になるようで加藤拓は「応援します」と少しだけ表情を緩ませた。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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