東京ヤクルト・星知弥投手がプロ初勝利、那珂川町出身の日本ハム・石井一成選手も1軍でプレー

東京ヤクルトルーキーニュース

宇都宮工時代に149キロの速球を投げて注目されてから、明治大で成長してプロ入りした星知弥投手が、プロ1勝をマークした。人口約17000人の栃木県那珂川町からは、同じく昨年のドラフトで日本ハムに2位で指名された石井一成選手も1軍でプレーする。

紆余曲折ありながら成長

宇都宮工で149キロを記録しプロ11球団から注目された右腕は、明治大に進み1年生で154キロを記録した。しかし、先発ではなかなか結果が出ず、リリーフで登板したものの制球の課題があり、4年春までリーグ1勝にとどまっていた。

しかし4年秋に先発に定着すると、3勝を挙げた。明治神宮大会では柳裕也投手から早い回で交代し、ロングリリーフでチームを支え優勝を果たした。紆余曲折ありながら成長を見せて、ドラフト2位でプロ入りした。

そのドラフト会議では、早稲田大の石井一成選手もドラフト2位で北海道日本ハムに指名された。二人は人口約17000人の栃木県那珂川町出身で、初のプロ野球選手が、同じ年、同じ学年から登場したことで、ドラフト当日は指名されたことが防災無線で町内に流れたという。

プロで1勝

石井選手は4月にプロ初ホームランを放ち、今は故障した中島選手に代わり、ショートを守る。栗山監督も「ポジションを奪うとはこういうこと」と話し、ショートでの起用を続ける事も示唆している。

そしてこの日、星投手は2回までに3点を失ったものの、味方の大量援護もあり5回7安打3失点に抑え、プロ初勝利を手にした。「投球内容はあまり良くなかった。次に向けてしっかり切り替えたい」と調子は良くなかったものの、最速は150キロを記録した。

キャンプの開幕1軍から、リーグ開幕1軍も手にし、当初はリリーフで投げていたものの、4月30日から先発に転向した。登板8試合、先発2試合目でのプロ初勝利だった。

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制球に苦しんで2回までに3点を失ったが、3回以降は「走者が出ても抑えればいい」と開き直った。筒香には初回こそ無死満塁で右犠飛を許したが、5回も中飛に打ち取った。5回7安打3失点と粘り、8試合目でプロ初勝利を手に入れた。

小学校の卒業文集に記した夢は「プロ野球選手になる」。栃木・那珂川町の出身。同町からは昨年10月20日のドラフト会議で星がヤクルト、石井一成(早大)が日本ハムに2位指名された。同町初のプロ野球選手の誕生に防災無線でメッセージが流れるなど、人口1万6964人(2015年現在)の町は祝福ムードに包まれたという。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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