清宮幸太郎選手は2安打1打点、ヤクルトが小川SDなど4人で視察

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早稲田実が都内で佐久長聖と練習試合を行い、清宮幸太郎選手は3打数2安打1打点、初回に死球を受けたものの、7-6での勝利に貢献した。

死球受け

対戦した佐久長聖の先発は143キロ右腕の塩澤太規投手で「厳しくいかないともっていかれる」というように厳しい攻めを見せると、ストレートが清宮選手の左足首付近に当たり、清宮選手は膝をついてしばらく動かなかった。

しかし清宮選手は立ち上がると走者として全力疾走も見せ、大きなけがではなく周囲を安心させた。続く2回には2アウト1,2塁の場面でセンター前にヒットを放ち1打点、塩澤投手からきっちりとヒットでお返しをした。

それでも死球の影響はあり、試合中もベンチ内でアイシングをし、今後についても腫れの状態を見て練習や練習試合への参加を決める。

東京ヤクルト4人で視察

この日は東京ヤクルトが、小川SD以下4人態勢で視察を行った。小川SDは「打つとか打たないとかじゃないです。評価は今さらどうこうではない。」と話し、「このグラウンドは初めて、球場だと挨拶できないので挨拶に来た」と、早稲田実グラウンドに足を運び、和泉監督や関係者へのあいさつ、そして清宮選手に姿を見てもらうためのものだった。

東京ヤクルトは山田選手やバレンティン選手がいる強打が売りだが、4番畠山選手がフルで活躍した一昨年は優勝、故障で離脱が多かった昨年は5位、そして今年も離脱している現在は苦戦を強いられている。故障の多い畠山選手に代わって、清宮選手が4番ファーストに入れば、打線の軸ができる。

東京出身の選手で、神宮球場でもこれまで劇的な勝利を繰り返し、そして先日の春季都大会決勝では神宮球場に2万人を集めた。これだけの選手を放っておくことは絶対にない。

プロ志望をすれば間違いなく1位指名するとみられ、その時に備えて情報を集め、着々と準備をしている。

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ヤクルトが4人体制で視察。小川淳司SD=写真=は「評価は今さらどうこうではない。(公式戦の)球場だとあいさつできないので、あいさつに来た」と話すにとどめた。

初回に清宮の右足に死球を当てた佐久長聖のエース右腕・塩沢太規投手(3年)も「厳しくいかないともっていかれる」と初対決を振り返った。

今秋のドラフトで1位指名の有力候補に挙げているヤクルトは、あいさつを兼ねて4人が視察。本塁打は出なかったが、小川SDは「いまさら評価は変わらない」と話した。

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