亜大・東浜巨投手、東都リーグ記録に並ぶ15完封!

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亜大に東浜巨投手が、秋季東都大学リーグ開幕戦の日大戦で7安打を打たれたものの無四球、7三振を奪う粘りのピッチングで完封勝利を挙げた。これでリーグ戦の完封勝利は15となり、松沼雅之氏の記録に並んだ。

「最悪の状態だった、ボールも行かないし、体もキレてない。」という通り投球自体はストレートも146kmが最速で迫力という点ではいつもより欠けていた。昨年でも調子の悪い時がハッキリとわかる投手ではあった。しかし、それでもツーシームを低めに投げて打たせて取る事もできるし、フォークで空振りを奪う事もできる、結局3塁を踏ませずに無四球で完封してしまう。これだけ完成度の高い投手は例がなく、プロに入っても勝ち星を重ねてゆける投手だと思う。

昨日は1戦目で東洋大・藤岡貴裕投手の完封劇があり、それを目当てに日米12球団のスカウトが訪れていて、東浜投手の投球もみている。もちろん1年生の時からチェック済みだろうが、確実に情報がインプットされているはずだ。来年(2012年)のドラフトは高校生にダルビッシュ2世と呼ばれる、花巻東・大谷翔平投手、大阪桐蔭・藤浪晋太郎投手がいる。またスラッガー候補では龍谷大平安の高橋大樹選手がいる。大学生では東京六大学に慶大の福谷浩司投手がおり、捕手では東海大・伏見寅威選手がいる。そんな中、ドラフトの目玉となると真っ先に浮かぶのは東浜巨投手だろう。

メッツの大慈彌功環太平洋担当部長も「ピンチでも冷静でいられるのはツーシームやフォークの制球がいいから」と既に高い評価をしている。まだ3年生の約半分でのリーグ新記録達成、今シーズンそして来年、どこまで成績を伸ばせるのか、期待しかない。

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    yuki

     1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
     雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
     2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
     また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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