聖光学院・衛藤慎也投手は関西学院大からプロへ

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昨年夏の甲子園にも登板した聖光学院の146キロ右腕・衛藤慎也投手は、関西学院大から4年後のプロ入りを目指す。

2度の右ひじ手術

衛藤慎也投手は昨年夏の甲子園で、初戦で報徳学園と対戦、小園海斗選手に2本の2ベースヒットを浴びたものの、9回を投げ切り9安打4奪三振3失点と粘りの投球を見せ、試合は2-3と惜しい敗戦だった。

小園選手には「今まで投げてきて強打者はたくさんいたが、次元が違うと感じた」と話すものの、この試合の投球は衛藤投手のベストピッチで、球速も140キロ中盤を記録し、角度もコントロールも良く、ドラフトの指名があってもおかしくない投球だった。衛藤投手も「ベストなピッチングができた。悔いは残っていない」と話す。

衛藤投手はそれまではチームのエースとして認められていたが、球速は140キロ前後だった。それには故障があった。2年生の夏、3年生の春と2度の肘に手術をし、今もボルトが入ったままだという。どの状態で2度の甲子園出場を果たし、146キロの球を投げるまで成長した。

「ケガからいろいろ学んだ3年間だった」と話す衛藤投手、大学は関西学院大、故郷の兵庫県に戻り一から鍛える。「技術的に、まだまだ未熟。体の基礎作りからしっかりやりたい。下半身を強化して安定させて、コントロールを磨きたい」と話した。目標としている選手に、昨年のドラフト会議で阪神に6位で指名された湯浅京己投手を挙げる。湯浅投手も高校時代は腰痛などで悩まされ思うような投球ができなかったが、BCリーグの富山で活躍し1年でプロ入りを勝ち取った。

その湯浅投手とは寮では同部屋、「憧れているし、一番尊敬している投手」と話す衛藤選手は、4年後に湯浅投手と同じ舞台に登ることを目指す。肘の故障が回復すれば、十分プロ入りできる力がある投手だろう。

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先発した衛藤は9安打3失点で完投。「ベストなピッチングができた。悔いは残っていない」と粘りの投球で好投した。しかし高校屈指の好打者、小園(広島D1位)に3本の二塁打を許し「今まで投げてきて強打者はたくさんいたが、『次元が違う』と感じた」と舌を巻いた。

衛藤が「目標にしている選手」として名前を挙げたのが、昨秋ドラフトで阪神6位指名の湯浅京己投手(19)。聖光学院の1学年上の先輩で、寮では同部屋だった。湯浅も衛藤と同じく高校時代に故障で苦しみ、腰の成長痛で2年冬まで投球ができなかったが、昨季はBCL富山で先発として活躍。プロ入りを勝ち取った。「憧れているし、一番尊敬している投手」と衛藤。将来、プロの舞台での投げ合いを夢見ている。

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