初戦敗退も好投を見せた投手、上天草・濱崎兆投手、大津・生田惇一郎投手

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結果だけ見ると初戦敗退に終わったが、この日も素晴らしい投手がたくさんいた。上天草の濱崎兆投手は伸びのある球を見せた。

141キロ

上天草の濱崎兆投手は、2年時に1試合15奪三振を記録、3年春には140キロに到達し、地元では話題になっていた投手のようだが、この夏は主将としてエースとして臨んだ。

この日の熊本農戦も、伸びのあるストレートを見せた。全体的に高めに浮くものの、ストレートの球威で面白いように空振りが奪えた。スライダーを時折投げたが、そのスライダーも高めに浮いたりバラつきがあり、また曲がりのスピードや大きさもまだバラバラで制球ができていなかった。

それもあって試合ではほとんどストレートを投げた。最速は141キロを記録し、9回で12個の三振を奪った。初回に1点を失った後は抑えていたものの、徐々に疲れが見えて6回に4点を失った。それでも7回からは再び踏ん張りを利かせ、9回まで7安打5失点に抑えた。

試合は2-5で初戦で敗退となったが、できればこれからも野球を続けてほしいと思わせる投手。ストレートは魅力十分で、スライダーなど変化球も使えるようになれば楽しみだと思う。

同じ熊本の大津高校・生田惇一郎投手も体もがっしりしており、130キロ中盤から後半くらいの力のある球を投げていた。強豪・九州学院の対戦という事で初回から3ランを浴びるなど5失点、6回8安打7四死球で奪三振は0と結果は良くなかったが、こちらも142キロの速球を投げる投手として、できれば次のステージでの投球を見てみたい。

この日は嬬恋の佐藤真一投手も144キロの素晴らしい球を投げていたし、松商学園との対戦となった佐久長聖の最速147キロ右腕・北畑玲央投手も、7回11安打3奪三振3四死球で7失点と結果としては良くなかったが、低めに力のある球を投げていた。

みんな、この夏にもっと見たいと思った投手だった。次のステージはどんな道を選択するのか分からないが、そのステージでも活躍を応援したい。この投球が見られるようになったバーチャル高校野球にも感謝したい。

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この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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