横浜隼人の188cm左腕・佐藤一磨投手に9球団から調査書

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横浜隼人の188cm左腕・佐藤一磨投手には、9球団から調査書が届ていることが分かった。

夏に148キロ

佐藤一磨投手は188cmの大型左腕として高校1年時から注目され、今夏の日大藤沢戦では敗れたものの、148キロを記録した。「投げているというより、ボールが吹っ飛んでいく感覚になりました」と、1年時は130キロ後半だったストレートが3年間で大きく伸びた。

それでも佐藤投手は「不器用なんで」と話し、「自分のフォームが変だな、というのは分かります」と話す。「ブルペンではフォームのことしか考えていません」と話し、練習試合でも、「下から、下から」と言い続け、下半身主導の投球フォームを固めてきた。体重も88kgとなり、安定した土台となって、下半身の躍動感が無くても上体の強さをしっかりと受け止められるものになった。

この佐藤投手には、9球団から調査書が届いているという。スカウトからは、「最初は下位か育成の候補かなと思っていたけれど、多分そこまで残っていない」という声も聞かれ、ドラフト中位指名の可能性もあるという。「もしプロに入れたら、自分は一番下です。謙虚に浮かれることなく、練習の数では他の人に負けないように」と話し、投球モーションだけでなく、プロ入り後も「下から、下から」の思いで上にあがっていくことを目指す。

今年は全体的に左腕投手の候補が少ない事もあるが、ドラフト会議では4位、5位の指名と予想する。「でも、バッターに対しては上から目線で」と話す188cm左腕の指名に注目したい。

2019年度-高校生投手-左投のドラフト候補リスト

気がつけば、周囲からの視線が増えた。プロ志望届の提出後、9球団から調査書が届いた(10月7日時点)。「最初は下位か育成の候補かなと思っていたけれど、多分そこまで残っていない」と話すスカウトもいるなど、希少な大型左腕に対するプロの評価は上がってきているようだ。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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