学法石川が尚志と練習試合を行い、昨年秋に福島のドクターKと注目された辻垣高良投手が5回2安打10奪三振1失点の投球を見せた。
福島のドクターK
辻垣高良投手は180cm80kgの左腕で、昨年秋の福島大会ではブロック予選4試合すべてで2桁奪三振を記録、県大会まで9試合を全て一人げ投げぬき、85回で88奪三振を記録した。
この日は福島の強豪・尚志との練習試合で先発すると、5回を投げて2安打10奪三振1失点、自己最速を1キロ更新する138キロを記録し、フォーク、スライダー、チェンジアップのキレ味も良く、2桁三振を奪った。
この試合を視察した広島の近藤スカウトは「2回から余計な力が抜けていい球がいっていた。左で身長もあるし、フォームも柔らかい」と評価した。対戦した尚志の松井隆昌監督は、広島でプレーをした元プロ野球選手だが、「低めの直球が伸びてくるし、同じ軌道から曲がってくるスライダーもキレがある」と評価した。
既に4球団が視察に訪れているという辻垣投手、「優勝した秋以上に輝いて、最後の夏もチャンピオンになる。そしてプロに」とプロ入りを目指し、代替大会に臨む。
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初回こそ、久々となる打者との対戦に戸惑い失点したが、2回からは立ち直った。スライダーとチェンジアップ、フォークを有効的に使い、捕手が捕れずに三振振り逃げとなるシーンも2度。広島近藤スカウトは「2回から余計な力が抜けていい球がいっていた。左で身長(180センチ)もあるし、フォームも柔らかい」と評価。球速には「今はそれぐらいがちょうどいい。体ができてくれば速くなる」と潜在能力を認めた。
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