亜細亜大がNTT東日本とオープン戦を行い、阪神、東北楽天など4球団のスカウトが、亜大・矢野雅哉選手やNTT東日本・上川畑大悟選手などに視線を送った。
遊撃手
矢野雅哉選手は、高い身体能力を持つ遊撃手で、この春のオープン戦で視察したスカウトから高く評価されていた。この日のオープン戦では3打数1安打1四球、9回にセンター前ヒットで出塁すると、すかさず盗塁を成功させ、相手のけん制悪送球と犠牲フライでホームに還って1点を奪った。
「練習はしてきたので違和感はなかった。でも結果を出せなかったので反省ばかり」と話したものの、阪神の吉野スカウトは「選球眼と走塁を確認した」と話し、ポイントを絞って注目した。
また、NTT東日本の上川畑大悟選手も日大時代から守備力に定評があり、社会人野手で守備力NO.1の呼び声高い。東北楽天の沖原スカウトは「矢野は肩の強さが魅力。上川畑も守備力は十分」と比較し評価した。
またNTT東日本は昨年、仙台大で153キロを投げ注目された稲毛田渉投手が登板すると、3回を投げて7奪三振、パーフェクトピッチングを見せた。「今日はメリハリをつけて、バランス良く投げられた」と話し、「久しぶりの試合で楽しかった」と試合ができた事を喜んだ。
稲毛田投手は来年のドラフトで上位に入ってくる可能性もある。
両チームに今秋ドラフト候補がそろい4球団のスカウトが視察した。亜大の遊撃手・矢野は体勢を崩しながらも確実にアウトを取る堅守を見せた。NTT東日本の遊撃手・上川畑も熱視線を注がれ、楽天の沖原佳典スカウトは「矢野は肩の強さが魅力。上川畑も守備力は十分」と評した。また、NTT東日本の新人右腕・稲毛田が先発し、3回完全で7奪三振の快投。「純粋に楽しかった。自粛期間での練習を生かせた」と振り返った。

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