大商大・吉川貴大投手に9球団14人スカウト集結、巨人は3人態勢で視察

中日ドラフトニュース2020年ドラフトニュース大学野球ドラフトニュース広島カープドラフトニュース阪神ドラフトニュース巨人ドラフトニュース

これまで公式戦未勝利だが、今年春に阪神、オリックスとのプロアマ交流戦で好投し注目されていた大商大・吉川貴大投手が、関西六大学リーグの春季代替リーグ戦の初戦・神戸学院大戦に先発した。

スポンサーリンク

5回無失点

吉川貴大投手はこの日、「絶対に抑えようという気持ちでいきました。ゼロで抑えられることができたのが一番良かった」と話す通り、5回を無失点に抑えた。最速は阪神のスピードガンで145キロを記録した。

ストレートと大きく曲がるカーブを織り交ぜて相手を翻弄し、3回には2つの三振を奪うなど終始安定感を見せた。雨のためにマウンドのぬかるんでいたが、「足場が悪くても、それに左右されない投手でないと勝つことはできない」と話し、持ち前の制球力もあって無四球で投げ終え、5回3安打4奪三振、見事な投球に、「カーブを投げることで真っすぐが速く見える。しっかりゼロで抑えることができてよかったです」と話した。

この日は9球団14人のスカウトが集まったが、巨人は水野巡回コーチなど3人態勢で視察し、水野氏は「力強い直球を投げている」と評価、渡辺政仁スカウトも「ボールに力がある。短いイニングならば使えそう」と話した。

中日・中田編成アマスカウトアドバイザーも「アウトローに決まるし角度もある」と話すと、阪神・渡辺スカウトも「真っすぐは元々いいし、縦のカーブも有効」と評価、広島の鞘師スカウトも「十分指名候補に挙がる」と話した。

吉川投手は進路について「考えていない。目の前の試合だけです」と話し、まずは秋のリーグ戦でエースとしてチームを優勝させることを目標とする。富山監督も「届を出すのか、段階を踏むのか、本人の希望を聞いて決める」と話した。優勝をしたあかつきには、プロ入りへと進路を切るのではないかと思う。

2025年度-大学生投手-右投のドラフト候補とみんなの評価
ドラフト候補の評価や動画、みなさまのコメントを紹介します
2025年度-関西六大学リーグのドラフト候補とみんなの評価
ドラフト候補の評価や動画、みなさまのコメントを紹介します

スカウト業務も兼務する巨人・水野巡回コーチは「ストレートの力があるね」、中日・中田編成部アマスカウトアドバイザーは「アウトローに決まるし角度もある」と称賛。広島・鞘師スカウトは「十分指名候補にあがる」と総じて高評価だった。

試合開始から雨が降りしきる悪天候の中でも落ち着いた投球を披露した。「絶対に抑えようという気持ちでいきました。ゼロで抑えられることができたのが一番良かった」。立ち上がりから力強い直球を軸に、スローカーブなどを織り交ぜて緩急をつけた。軟弱化するマウンドでも制球を乱すことなく無四球で投げ切った。「足場が悪くても、それに左右されない投手でないと勝つことはできない」。阪神のスピードガンでは145キロを計測。自己最速には4キロ及ばなかったが、その分を安定感で補った。

三回には2三振を奪うなど、最速145キロの直球と大きく曲がるカーブで相手を翻弄(ほんろう)。「カーブを投げることで真っすぐが速く見える。しっかりゼロで抑えることができてよかったです」と話した。

 阪神・渡辺スカウトも「真っすぐは元々いいし、縦のカーブも有効」と評価。リーグ戦の中止でアピールの機会は減ったが、数少ないチャンスをモノにする。

巨人渡辺政仁スカウトは「ボールに力がある。短いイニングならば使えそう」と評価。プロ志望届を提出するかは未定。富山陽一監督(55)との話し合いや秋季リーグの結果を考慮しての判断となりそうだ。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

yukiをフォローする
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
シェアする

コメント