飯山の常田唯斗投手は、164球を投げた準々決勝の岡谷南戦から中2日でこの日の準決勝に登板、相手は強打と好投手・阿部巧雅投手のいる上田西だった。
終盤まで安定
常田唯斗投手はこの大会、初戦の長野吉田戦では、6回に満塁のピンチから1点を許し、長野西戦では雨の中のコンディションだったものの、7四球、3暴投と荒れた投球で5失点をしていた。岡谷南戦でもストレート、変化球をそれぞれ狙い打たれ、9回164球を投げ6失点で完投した。
この日は、その投球から中2日だったが、「酸素カプセルで60分熟睡したので疲れが取れた」と話し、また集中を切らすと、すぐに4,5点は奪ってくる上田西打線という事もあり、最後まで集中力を切らすことなく投げた。
141キロのストレートに得意のカットボールを織り交ぜ、9回117球、6安打9奪三振2失点で2試合連続完投勝利を挙げた。この日はこの夏で最もよい投球だった。
投球フォームは柔らかく、投げる球は強い。相手を圧倒するような投球ではないものの、しっかりと先発として長いイニングを抑えてくれるような、そういうイメージができる。
次は決勝、佐久長聖と対戦する。松商学園、上田西、佐久長聖、東海大諏訪など、強豪私学がいる中で、公立の飯山高校が昨年に続いて長野を連覇することができるか注目される。常田投は「この大会で優勝して次のステージに向かって行きたい」と話した。

常田はカットボールを有効に使い9回117球を投げ、6安打9奪三振2失点で2試合連続の完投勝利。常田は「岡谷南戦のような疲れがなかったです。昨日、酸素カプセルに入って50分爆睡したので疲れが取れました」と、いつものように爽やかな笑顔だった。
プロ注目の常田は「この大会で優勝して次のステージに向かって行きたい」と熱投を誓った。
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