浦和実が大宮東に3-2の接戦で勝利した。プロ注目の146キロ右腕・豆田泰志投手が7回を5安打10奪三振で2失点完投で勝利を手にした。
序盤は不調も
序盤はコントロールに苦しみ、初回の先頭打者にいきなり2ベースヒットを浴び、四球でノーアウト1,2塁としてから再び2ベースヒットを許して1点を許すと、その後も四球で満塁にした後に押し出しでもう2点を失った。それでもなおもノーアウト満塁だったが、そこから三者連続三振に斬って取り、投球がよみがえった。
セットポジションにして制球を重視して投げると、2回から7回までは3安打2四球と安定し、7回2アウトから、得意の高めのストレートで空振り三振を奪い、雄たけびを上げた。
序盤はストレートが真ん中に集まり、回転の良い球が捉えられると打球が飛んだ。しかし、相手を見て変化球も使っていくことで、投球に落ち着きが出た。この日は38度の気温となり、いつものようにダイナミックにストレートで押す投球は難しかった。
この日は9球団のスカウトが視察に訪れたが、巨人の柏田スカウトは「立ち上がりは悪かったが修正していった。打者が高めのボールを振るという事は、キレも威力もあるという事」と、豆田投手特有のキレの良い球を分析した。
豆田投手はプロ志望を口にしており、すでにプロ志望届も提出済み。「そこは曲げないでいきたいです」とプロ入りに向かって勝ち進む。

プロ9球団のスカウトが視察する中、最速は144キロ。巨人・柏田貴史スカウトは「立ち上がりは悪かったが修正していった。打者が高めのボール球を振るということは、キレも威力もあるということ」と評価した。豆田は14日、プロ野球志望届を提出。「そこは曲げないでいきたいです」と夢へ向けて気持ちを貫いていくつもりだ。
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