阪神は、ドラフト1位で指名した佐藤輝明選手と、契約金1億円プラス出来高5000万円、年俸1600万円で仮契約を交わした。背番号は阪神を退団した福留孝介選手の8を付ける。
背番号8
長い間、阪神を支えた福留孝介選手が付けていた背番号8が、佐藤輝明選手に引き継がれる。背番号8は佐藤選手にとっても、近畿大の2年秋からつけていたもので、この背番号と共にリーグ通算本塁打新記録などを達成してきた特別な番号だ。
佐藤選手は「福留選手がつけていた番号で、すごく光栄なことだなと思います。福留選手は球界を代表する選手。そのような選手になれるように、8番をつけて頑張りたいと思います」と話した。また、福留選手については「ホームランが打てますし2000本安打を打っている方。見習うというか参考になる部分は多いです」と話し、歴史に名を残したい思いについて聞かれると、「はい。あります」と答えた。
最高額で契約を交わした。担当した阪神の渡辺スカウトは、「それだけ期待している選手なので、それにふさわしい番号を球団が用意した。体のケアは大学に入ってからもしっかりとやっている。自分の体にはお金をかけるようにと言っています」と話し、契約金を使って体のケアを進めていくようにアドバイスをした。佐藤選手も「今後、長い間8番を付けていって、8番に愛着がわくような息の長い選手になりたい。体のケアだったり、しっかりしていきたいと思います」と話した。
巨体がゴムまりのように躍動する、打ち損じでもスタンドに運ぶ。そんな佐藤選手のプレーが来年からプロの舞台で見られるのが楽しみ。


8は近大で2年秋から背負った番号だ。今年10月の関西学生野球秋季リーグ関大戦では、二岡智宏(元巨人)のリーグ本塁打記録を更新する14号。今月8日に行われた学生最後の試合でもサヨナラ勝利で有終の美を飾った。「今後、長い間8番を付けていって、8番に愛着がわくような息の長い選手になりたい。体のケアだったり、しっかりしていきたいと思います」。来季も現役続行の意思を示し、プロ23年目を目指す福留ばりの長寿を目標にした。
「福留選手は球界を代表する選手。そのような選手になれるように、8番を付けて頑張りたいと思います」
日米通算2407安打を放った福留の姿は目に焼き付いている。「ホームランが打てますし、2000本安打を打っている方なので、やっぱり見習う部分は多いかなと思います」。球界最年長の43歳、現在は他球団での現役続行を希望している。虎を支えてきた功労者の魂は、黄金ルーキーに継承された。
「今後長い間8番を付けていって愛着が湧くような、そういう息の長い選手になりたいです」。福留のように球界を席巻する打者となり、長きにわたって活躍することが目標だ。
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