広島がドラフト3位で指名した大道温貴投手と、契約金5000万円、年俸1000万円で仮契約をした。
奪三振率15.00
大道温貴投手は父親の海外赴任先のシンガポールで野球を始め、埼玉に戻ると春日部共栄でプレーし、八戸学院大に進むと3年時に大学野球選手権に出場し好投を見せた。最速150キロのストレートとカウントを取れるスライダー、そして130キロ後半で鋭くキレながら落ちるスプリットを持ち、今季は防御率0.25でリーグ1位、強打の富士大から1試合18奪三振を記録するなど、36回を投げて60奪三振と驚異的な三振奪取を見せた。
しかし、最大の武器は冷静な投球をしながらも、バッターに対して気迫を持って挑める所。気迫のストレートで押しこみ、気迫を込めたスライダーだからこそバッターはボールを振る。リリーフでも力を見せられると思うが、先発でマウンドで仁王立ちする大道投手の姿を見たい。
「ここからがスタート。開幕1軍を目指したいです。まずは、自分の今のスタイルのままチャレンジしていきたいと思います」と話す。いろいろなアドバイスを受ける事になると思うが、まずは今の形でプロの世界で勝負し、そして見つかった課題を冷静な目で見て克服に取り組む。それができる投手だろう。
熱帯のシンガポールとは対照的な寒さが厳しい青森にある八戸学院大に進学すると非凡な才能が開花した。最速は150キロに到達し、4年秋のリーグ戦ではリーグトップの防御率0・25。富士大戦では富士大・多和田真三郎(現西武)のリーグ記録に並ぶ18奪三振をマークするなど、奪三振率は驚異の15・00(36イニングで60奪三振)を誇り“みちのくのドクターK”と化した。
コメント
カープに限らずどこの球団も地域制のスカウト体制ですよ
カープのスカウトは地域制をとっていますので、ドラフトにかかる選手が多い地域の担当が関わった選手はどうしても多くなります。ですから関わった選手が多いからスカウトが優秀で少ないから優秀でないとは限りません。近藤スカウトの担当地域からも注目選手がいないわけではありませんが、どうしても他の地域、たとえば近畿、東海、関東、九州より絶対数では少なくなります。近藤スカウトの担当で入団した選手はこれまであまり多くないと思います。だからと言って優秀でないとは言えないと思います。
気迫がこもった投球?プロはみんな気迫こもってると思いますが。それより近藤スカウトが推した選手で大成した選手っていますか?