日本新薬は、1番の船曳海選手、2番・古川陸選手、4番・福永裕基選手、5番・藤原隆蒔選手がマルチ安打を記録し、Honda熊本に2-1で勝利した。
ドラフト注目選手打線
試合は1-1の同点で9回裏、四球で出塁したランナーを2塁に置き、1番・船曳海選手選手が低めの変化球をすくい上げ、打球はセンターの頭を越えた。サヨナラ安打だった。6回にはヒットを打っており、また7回には死球で出塁すると、すかさず盗塁を決めるなど、活躍を見せた。
船曳選手は天理高校時代の侍ジャパンU18代表に選ばれ、W杯では最多得点を記録している。プロ志望をせずに法政大に進み、4年時にはレギュラーとして出場をしたものの、打率などで納得の行く成績は残せず、この時はプロ志望届を提出したが指名は無かった。
ルーキーイヤーで唯一の全国大会となったこの都市対抗でしっかりと結果を残し、来年はドラフト候補として注目される年になる。
また日本新薬は2番の古川陸選手、4番の福永裕基選手、5番の藤原隆蒔選手もマルチヒットを記録した。福永選手は2回戦までに2試合連続ホームランを放っており、この日も初回と6回にしっかりとヒットを放っている。また藤原選手は三菱重工神戸・高砂からの補強選手で、京都産業大を卒業し今年4年目の選手。ベテランとなりつつあるが、今年は阪神がドラフト候補として評価していることが記事になっていた。
福永選手は今年のドラフト会議では指名に近い所にいたと思うが、この大会の活躍を足がかりに、来年の秋には指名確実という所にいたい。

1-1で迎えた9回2死二塁、船曳は4球目をすくい上げた。右中間を割った打球はフェンス際に落ちた。「僕が打つしかないと思って打席に入った。無心でいきました」。右腕を突き上げて喜びを爆発させた。
前日の練習後、今大会2本塁打の4番・福永を誘い、宿舎近くの銭湯へと出掛けた。「ホテル生活で、ずっとシャワーだったので。疲れもたまってきているかなということで、行きましょうと」。負ければ終わりのトーナメント戦で、オンとオフは重要。気分転換も生きた。
コメント