広島カープが2021年の第1回スカウト会議を開催、高校・大学・社会人254人リストアップ

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広島カープは1月9日、広島市内の球団事務所で2021年の第1回目となるスカウト会議を開き、高校生139名、大学生76名、社会人39名の合計254名をドラフト指名候補としてリストアップした。

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右の強打者獲得目指す

高校生投手で評価の高い森木大智投手(高知高)、小園健太投手(市和歌山)、風間球打投手(明桜高)、松浦慶斗投手(大阪桐蔭)の4投手については早くも映像でチェックを行い、白武スカウト部長は「今年はある程度レベルが高い」と話した。

また、「鈴木がメジャー志望で、松山もベテランになるので、中軸を担える打者を獲得したい」と話し、スラッガータイプの選手の獲得を目指す方針を伝えた。報道では右の強打者獲得を目指すとしているが、左右関係なくスラッガータイプの選手が補強ポイントとなりそうだ。

2019年に野手は宇草孔基選手、韮澤雄也選手、石原貴規捕手を指名、遊撃手や足のある選手、捕手を獲得しており、2020年は5位まで投手を指名し、野手は矢野雅哉選手、二俣翔一捕手と、やはり遊撃手と捕手を指名している。鈴木選手の移籍も考慮し、今年は即戦力の長距離砲の獲得がテーマとなりそうだ。

ただし、ドラフト候補全体で見ると、昨年の佐藤輝明選手クラスに評価の高いスラッガーは今年はいない。即戦力で見ると、右では慶応大・正木智也選手、駒澤大・鵜飼航丞選手、大商大・福元悠真選手、左ではNTT東日本の火ノ浦明正選手、Honda熊本の山本卓弥選手などがあげられ、東京六大学に強い苑田スカウト部長がいることから、慶応大・正木選手が筆頭候補となってくるか。

また高校生では岐阜第一・阪口楽選手、大阪桐蔭・池田陵真選手、智弁学園・前川右京選手、智弁和歌山・徳丸天晴選手、昌平・吉野創士選手、千葉学芸・有薗直輝選手、早稲田実・清宮福太郎選手などが候補としてあげられる。昨年のドラフト会議ではオリックスに先に指名された元謙太選手の指名をしたかったようで、鈴木誠也選手に近いタイプでだった。それを考えると、投手としても投げる強い肩を持つ岐阜第一の阪口選手が、左右は違うもののタイプ的には似ている。

高校生投手のチェックを行ったが、昨年のドラフト会議で評価の高かった投手の指名が続いた。投手中心のチーム作りを進める佐々岡監督だが、今年は野手の1位指名となるか注目したい。

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今秋のドラフト会議に向けた広島の第1回スカウト会議が9日、広島市南区の球団事務所であり、球団幹部や各地区スカウトらが出席し、方針を話し合った。上位の補強ポイントは右の強打者と確認した。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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