社会人野球のENEOSがこの日、今年の全体練習を開始した。酒田南時代に注目された阿部雄大投手は、昨年ドラフト3位の藤井聖投手を見習う。
キレ抜群左腕
阿部雄大投手は、酒田南時代に最速142キロながら抜群のキレのある球を投げ注目された。プロ志望届を出さずENEOSに進み、今年3年目となりドラフト指名が解禁となる。
しかしENEOSでは左肩に不安を抱え、昨年は公式戦で登板したのが1試合1回のみ、都市対抗本戦も、スタンドで応援をしていた。「自分が勝ちにかかわらなかった悔しさがありました。実力的にも出られなかった。その悔しさも持って、今年はやりたい」と話す。
プロ入りをするために高校からすぐに名門・ENEOS入りを選択した阿部投手。今はまだ、まずはチームに貢献することが一番。それだけ考えてやってます」としている。まずは公式戦で登板し、チームの勝利に貢献することが目標となる。そのために、昨年のドラフト3位で東北楽天に指名された藤井聖投手を見習う。
藤井投手は東洋大からENEOSに進み、2年目の昨年は、左腕のコンディションに不安を抱えていた。しかし、都市対抗予選でチームの5年ぶりの本戦出場に貢献し、見事にプロ入りも果たした。阿部投手も「強気の投球やマウンドさばき。チームを引っ張ることができる投手。見習いたいです」と話す。
まずは公式戦での登板が注目される。高校時のキレの良い球で、急速が145キロを超えてくれば、非常に楽しみになってくる。期待したい。
ENEOSには、お手本がいた。昨秋ドラフトで楽天3位指名を受けた藤井聖投手(24)だ。同じ左腕で、一緒に練習することも多かった。「強気の投球やマウンドさばき。チームを引っ張ることができる投手。見習いたいです」と後に続くつもりだ。
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