京都産業大で最速151キロの速球を投げる北山亘基投手が、この日、同大学グラウンドで本格的な練習を開始した。エースとして、主将としてチームを引っ張る今年の意気込みを示した。
最終的にはプロ
北山亘基投手は京都成章出身で、高校時代もドラフト候補だったが、ドラフト会議では指名漏れし大学に進んでいる。大学では最速151キロを記録し、2年生だった一昨年に春・秋合わせてリーグ戦で6勝を挙げ注目されるようになった。
今年は勝村監督が「投手を主将にしたのは初めてですね。どんな環境にいても、ブレずにやれる選手。野球に取り組む姿勢は素晴らしいものがあります」と話し、主将に指名された。今年の目標について「まず春の全国出場が目標です。投手としては相手チームを抑えられるように、そして主将としてはチームを引っ張れるように。今は、その2つの目標を持っています。登板する試合は全部、勝ちに行きたいです」と話した。
個人的な目標については、「最終的にはプロで野球がしたい」と答えているが、捉えようによっては大学すぐではなく社会人などを経てという風に考えることもできるが、まずはエースとして、主将として活躍をし、その先にドラフト会議の指名があるという感じだと思う。高校時にプロ志望をしているので、その思いは強いと感じられる。
北山投手はそれに向けて、球質を重視しているものの「球速を出した方が注目してもらえるのも事実なので、球速が出るに越したことはないと思います。球速を追い求めるわけではないですが、体を大きくして、それに比例して速くなってくれたら。出せるなら155キロくらいまで行きたい」と話し、「ストレートが武器と思ってやってきたので、打者が分かっていても、空振りするボールを投げられるようにしたい」と意気込みを見せた。
151キロの更新、そして春のリーグ戦で5勝、選手権に出場ができれば、その評価はぐんと上がってくるだろう。秋のドラフト会議では、ドラフト上位候補・指名は確実という評価を得て、当日は堂々と指名を待てるような状況になりたい。

球速より球質を重視するが、「球速を出した方が注目してもらえるのも事実なので、球速が出るに越したことはないと思います」と柔軟に思考。「球速を追い求めるわけではないですが、体を大きくして、それに比例して速くなってくれたら。出せるなら155キロくらいまで行きたい」と前を向く。
高校時代にはドラフト指名漏れを経験。「最終的にはプロで野球がしたい」と意思は変わらないが、主将兼エースは「チームは春の全国が目標。自分が投げる試合は全部抑えて勝ちたい」と、まずは18年秋以来のリーグ優勝を誓った。

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