昨年のドラフト会議で4球団が指名重複し、阪神が獲得をしたスラッガー・佐藤輝明選手がキャンプ初日を迎え、屋外のフリー打撃では89スイング中9本の柵越を見せた。
逆方向にも放り込む
佐藤輝明選手は本数は9本だったが逆方向のレフトにも柵越えを見せ、またバックスクリーンの推定飛距離135mの柵越え弾を放った。この打撃に矢野監督は「いや、やっぱり魅力ありましたね。振る力はプロの中でも十二分に通用していくものがあると、初日で確認できた。見ていて楽しみな選手」と話した。
この打撃に中日の金子スコアラーは、「大学の試合でも見ているけど、実際に見てすごいスイング。逆方向にも簡単に入るし、モノとしてはすごい。プロとアマとでは打撃投手でも違うが、そんな違いを感じさせないし、しっかり振れていた。」と話すと、横浜DeNAの有働スコアラーも「まだ初日なんでなんとも言えないですが、すごいですね。天性のものがあると思います。飛距離はすごいですし、いいパワーをしてます。天性のものがあると思う。いい打者だと思うので、これからもチェックしていきたい。うちは対戦成績がよくないので、こういう若い子が出てくると怖い存在」と警戒を強くした。
守備の方では、最初に外野でノックを受けると、シートノックではサードでも守りについた。ゴールデンルーキーの期待はどんどんと高まりそうだ。

▼中日金子丈スコアラー 大学の試合でも見ているけど、実際に見てすごいスイング。逆方向にも簡単に入るし、モノとしてはすごい。プロとアマとでは打撃投手でも違うが、そんな違いを感じさせないし、しっかり振れていた。
▼DeNA有働克也スコアラー まだ初日なんでなんとも言えないですが、すごいですね。天性のものがあると思います。飛距離はすごいです。いいパワーしてます。選球眼も良さそうですし、あとは実戦でどうかっていうところ。
4球団競合の末に、猛虎の一員となった。自ら当たりくじを引いた矢野監督は打撃ケージの後ろから食い入るように見つめた。興奮を抑えきれない様子だった。「いや、やっぱり魅力ありましたね。振る力はプロの中でも十二分に通用していくものがあると、初日で確認できた。見ていて楽しみな選手」。首脳陣の熱視線にも、佐藤輝はマイペースだった。「別に(意識に)なかったです。しっかり振ることを意識してやっていきました」。言葉からもスケールの大きさがうかがえる。
視察に訪れたDeNAの有働アナリストは「飛距離はすごいし、いいパワーをしている。うちは(阪神と)対戦成績がよくないので、こういう若い子が出てくると怖い存在」と震えあがった。
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