センバツの組み合わせ抽選が来週23日に行われる。速球派の実力のある投手がそろう関西勢に対し、関東の好投手がどのように立ち向かうか。
関東の好投手
今年のセンバツは、152キロの速球を投げる市和歌山の小園健太投手を筆頭に、大阪桐蔭の154キロ右腕・関戸康介投手、151キロ左腕の松浦慶斗投手、他にも智弁学園の小畠一心投手、天理の達孝太投手などが注目される。
一方で関東でも常総学院の秋本璃空投手と大川慈英投手が145キロ以上を記録し、東海大菅生の本田峻也投手も143キロ左腕として注目されるが、東海大相模の石田隼都投手、専大松戸の深沢鳳介投手も好投手として期待される。
東海大相模の石田投手は、昨夏の甲子園交流戦で、3年生が中心となったチームが多い中で2年生で甲子園の先発のマウンドを踏んだ。対戦相手はこれまで甲子園で対戦のなかった大阪桐蔭で東西対決と注目されたが、石田投手はアップテンポの投球で7回6安打8奪三振2失点と、強打の大阪桐蔭を抑えた。試合は石田投手が降板してから逆転を許し2-4で敗れたが、強打の大阪桐蔭を抑える好投は印象的だった。
昨秋も石田投手は速いテンポで抑える投球を続け勝ち上がった。勝てばセンバツ出場確実となる関東大会準々決勝の東海大甲府戦でも8回まで無失点の好投を見せたが、9回1アウトから2点を奪われたサヨナラ負けを喫した。
センバツ出場がギリギリだったと思うが出場が決まり、「出場したことで目に見える目標として意識することができた。不安な気持ちもあったが選ばれる気持ちで練習してきました」と安堵の表情を見せるとともに、「甲子園を経験した2年生で引っ張り、ここに戻ってきて、優勝できるように頑張りたい」と誓った。
また、専大松戸の深沢鳳介投手も右サイドからの130キロ中盤の速球と変化球のコンビネーションが抜群で、関東大会では2試合連続完封をしている。石田投手とともに、関西勢の速球派投手に対して、どんな投球を見せるのか、非常に楽しみだ。



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