関西大の久保田拓真捕手が、この日の近畿大戦で3試合連続となるホームランを放った。3球団スカウトが視察し、長打力を評価している。
中日・木下捕手タイプ
近大との試合はタイブレークに入り、ノーアウト満塁の場面で「とりあえず外野に飛ばそう」と打席に入った久保田拓真捕手、真ん中高めのストレートを振り抜いた打球は「打った瞬間に行くと思いました」と話す左中間スタンドに突き刺さる満塁ホームランとなった。
これで3試合連続ホームランとなり、近大・二岡選手、阪神・佐藤輝明選手などと並んだ。この日は6回にも1アウト満塁の場面で走者一掃のレフトオーバーの2ベースヒットを記録しており、7打点の活躍となった。
この日は3球団のスカウトが視察をし、
○巨人・渡辺スカウト:「飛ばす能力がある。打てる捕手。中日の木下拓タイプ」
○千葉ロッテ・三家スカウト:「飛ばす力がある」
と評価した。前日も中日のスカウトが木下捕手に似ていると評価、長打力のある捕手として注目をしている。
これまでリーグ戦でホームランはなかったが、新型コロナの緊急事態宣言でチームは2試合を欠場した。練習も4月25日から休止し、学内での自己練習もできなかったが、「振る力をつけるため、もう1回バットを振り込みました」と話す。
182cm92kgの体からの強いスイングを見せる捕手に、今後も注目が集まりそうだ。
4番の久保田は0―5の6回1死満塁で左越えに3点二塁打を放つと、タイブレークに突入した延長10回無死満塁で左中間にグランドスラムを放り込んだ。「びっくりしています。初球から強く振りにいくことを心がけている。偉大な選手に並べてうれしく思う」と、視察した3球団のスカウトにアピールした。巨人の渡辺スカウトは「飛ばす能力がある。打てる捕手。中日の木下拓タイプ」と、熱視線を送った。
視察したロッテ・三家スカウトは「飛ばす力がある」と長打力を評価した。
関西大は新型コロナウイルス感染症の再拡大による影響のため今春、立命館大戦(2試合)を不戦敗。その後、緊急事態宣言が発出されたことから4月25日から練習を休止。練習を始めたのが今月12日からだった。学内で自主練習もできないなか、久保田は「振る力をつけるために、もう一回バットを振り込みました」という。

コメント