広島カープは5月26日、マツダスタジアムの球団事務所で今年2回目のスカウト会議を開き、ドラフト上位候補約20人を映像で確認した。補強ポイントの右の大砲の獲得について、もう一度チェックすることも示唆した。
上位候補は19人くらい
1回目のスカウト会議では全体で254人をリストアップしていたが、この日のスカウト会議では156人に絞り込んだ。その中でドラフト上位候補について、白武スカウト部長は「15人ぐらいが投手であとの4人ぐらいが野手。」と話し、約20人を映像で確認した。
上位候補として名前が挙がっているのは次の選手。
森木大智投手(高知高)
小園健太投手(市和歌山)
達孝太投手(天理高)
畔柳亨丞投手(中京大中京)
椋木蓮投手(東北福祉大)
佐藤隼輔投手(筑波大)
1月のスカウト会議で映像をチェックした森木大智投手(高知高)、小園健太投手(市和歌山)、風間球打投手(明桜高)、松浦慶斗投手(大阪桐蔭)のうち、風間投手と松浦投手は名前が挙がらなかったが、風間投手については田村スカウト課長や近藤スカウトが熱心に視察をしており、今後の秋田県大会を見てということになりそうだ。
15人とする投手のうち、残りの9人を上げてみると、風間投手、松浦投手の他、三浦銀二投手(法政大)、山下輝投手(法政大)、廣畑敦也投手(三菱自動車倉敷オーシャンズ)、鈴木勇斗投手(創価大)、黒原拓未投手(関西学院大)、森翔平投手(三菱重工West)あたりか。他にも、柳川大晟投手(九州国際大付)、山田龍聖投手(JR東日本)、関戸康介投手(大阪桐蔭)などをチェックしているかもしれない。
また、白武スカウト部長は「うちは長距離の野手があまりいない。もう一回チェックしていく」と話し、特に補強ポイントの右の長距離砲の獲得を「一人くらい」獲得する方針を示した。松田オーナーからも「もう一度チェックし直すように」と指示が出たという。
野手でチェックした4人を予想してみると、正木智也選手(慶応大)、吉野創士選手(昌平)、阪口楽選手(岐阜大一)、前川右京選手(智弁学園)あたりか。他にも古賀悠斗捕手(中央大)、福元悠真選手(大商大)、鵜飼航丞選手(駒澤大)、徳丸天晴選手(智弁和歌山)、有薗直輝選手(千葉学芸)なども候補に挙がっているかもしれない。
補強ポイントは右のスラッガーだが、今年はその候補がこの春に結果を残したと言える選手が少なかった。今後、スカウト全体で長距離砲の見直しをし、長所として評価できる部分を評価してリストアップをすすめることになりそうだ。
次回のスカウト会議は8月下旬に行う予定。



広島は26日、マツダスタジアムの球団事務所で今年2度目のスカウト会議を開催した。今秋のドラフト会議での指名候補を156人に絞り、森木(高知高)、小園(市和歌山高)、達(天理高)、畔柳(中京大中京高)ら約20人の映像を確認した。白武スカウト部長は「15人ぐらいが投手であとの4人ぐらいが野手。うちは長距離の野手があまりいない。もう一回チェックしていく」と説明。次回は8月下旬に行う。
上位候補の20人を映像で確認。中京大中京・畔柳亨丞投手(3年)、市和歌山・小園健太投手(3年)、天理・達孝太投手(3年)、高知・森木大智投手(3年)らの高校生のほか、東北福祉大・椋木蓮投手(4年)。筑波大・佐藤隼輔投手(4年)の名前が挙がった。白武佳久スカウト部長(61)は「長距離の野手があまりいないので、もう1回見直し」と右打ちの野手を中心に、長距離砲に熱視線を送る。
映像を確認した約20人の上位候補のうち8割が東北福祉大・椋木蓮、筑波大・佐藤隼輔、中京大中京・畔柳亨丞、市和歌山・小園健太、天理・達孝太ら投手で、補強ポイントの右打ちのスラッガーは、白武スカウト部長によると「1人ぐらい」。松田オーナーからは“もう一度チェックし直すように”という指示が出されたという。
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