夏の高校野球千葉大会では、東京学館の粟飯原龍之介選手が自慢の足を見せ、11球団のスカウトにアピールをした。
3盗塁&ショート守備
粟飯原龍之介選手は、182cm85kgの大型遊撃手で、高校通算33本塁打の長打力があり、50m5秒台の俊足を見せる選手。投げても139キロを記録する肩がある。
この日は打撃は4打数1安打に終わったものの、2四球と内野安打で出塁をすると、4回には二盗、7回には二盗、三盗を決め、自慢の足をみせた。「今日は打撃が全然ダメ。変化球で突っ込んでしまい、体の開きが早かった」と話したものの、「バットで取れなかったので、盗塁しようと決めていた」と話す。
また守備では打球への反応が良く、横に広く動いて捕球ができ、スローイングも強かった。「今日は3年間で一番いい、と言っていいくらいの1歩目でした」と話した。
この日は、巨人、阪神、千葉ロッテ、福岡ソフトバンク、オリックスなど11球団のスカウトが集結し、そのプレーを見守ったが、
福岡ソフトバンク・福元スカウト:「脚力があり、伸びしろがある」
オリックス・早川スカウト:「脚力がある遊撃手は魅力。三拍子そろっている」
千葉ロッテ・小林スカウト:「力強く思い切りもいい。プレーにもスピードがあるし躍動感がある。伸びしろがありそうですね」
東京ヤクルト・丸山スカウト:「足もあるし素材はいい」
中日・小山スカウト:「走塁で前に前に出る姿勢がいい。飛ばす能力も持っている」
と評価した。
粟飯原選手は約3週間前に左足の蜂窩織炎を発症し、練習試合を欠場するなど、実戦での対戦ができていなかった。「最後の夏なのでやるしかない」とまずは好不調の少ない足でアピールし、今後、打撃で状態を上げてゆきたい。
俊足で守備も良い大型遊撃手は、かなり高く評価される事になりそうで、昨年にドラフト3位前後で高校生遊撃手が指名されたが、昨年の遊撃手を指名していない球団を中心に、ドラフト4位前後での指名が予想される。
すでにプロ志望を表明している粟飯原選手は「ドラフトで選ばれるように、これからも死ぬ思いでやりたい」と話した。

視察したロッテ小林敦スカウトは「力強く思い切りもいい。プレーにもスピードがあるし躍動感がある。伸びしろがありそうですね」と評価した。
粟飯原はすでにプロ志望を表明しており、走攻守、そろったプレーが売りだ。「今日は打撃が全然ダメ。変化球で突っ込んでしまい、体の開きが早かった」と、反省しきり。「ドラフトで選ばれるように、これからも死ぬ思いでやりたい」と、気持ちを引き締めた。
高校通算33本塁打の1番打者は4回に適時内野安打で出塁し、二盗に成功。7回は四球を選び、立て続けに二盗、三盗を決めた。スタンドではプロ11球団のスカウトが視察。ソフトバンク・福元淳史スカウトは「脚力があり、伸びしろがある」と評し、オリックス・早川大輔スカウトも「脚力がある遊撃手は魅力。三拍子そろっている」と高く評価した。
6月に左すねを痛めて練習ができない時期もあり「今日は駄目でしたが、次の試合からは活躍してスカウトの目に留まるように死ぬ気でやりたい」と力を込めた。ヤクルトの丸山スカウトは「足もあるし素材はいい」とほめた。

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