京都産業大の北山亘基投手が自己最速を更新する152キロを記録し、視察した9球団17人のスカウトにアピールをした。
初回に更新
秋初戦を迎えた京産大・北山亘基投手は、神戸学院大との試合で先発し、初回にいきなり自己最速を1キロ更新する152キロをキロクした。その後も150キロを連発し威力十分の球を投げた。
3回には得意のフォークで空振り三振を奪うなど力もみせたが、初回と4回にタイムリーヒットで合計2失点、新型コロナの影響でチーム練習ができず、北山投手もこの日は、春のリーグ戦以来の対外試合での登板だった。6回を5安打2失点と納得いくものではなく、「真っすぐで抑え込むスタイルですが、球速ほどの内容を感じられなかった。相手打者がストレート待ちで、変化球を多めにしました。打たせて取りました」と反省した。
それでもこの日視察した9球団17人のスカウトは以下のように評価している。
阪神・熊野スカウト:「春より力感なく投げている。真っすぐは十分抑えられる力がある。力んでボールが散らばることがなくなった。リリースポイントも安定してきていると思う」
巨人・水野スカウト部参与:「真っすぐが強くスライダーもいい」
北山投手も「目に見えて分かるのはスカウトの方が来てくれること。でも、気にしている間はダメ。一番の目的はチームが勝つことです」と話し、意識していた事も明かした。
成績としては良くなかったものの、投球内容は視察したスカウトに十分アピールできるものだったのではないかと思う。次回以降の登板も注目したい。
この日は9球団17人のスカウトが北山を視察。阪神熊野スカウトは「真っすぐは十分、力がある。春に比べて急に(球が)暴れるのがなくなった。リリースポイントも安定してきていると思う」と評価した。初チェックの巨人水野スカウト部参与は「真っすぐが強くスライダーもいい」と話した。





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