侍ジャパン、社会人代表候補90人の計測データを公開へ

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全日本野球連盟は、侍ジャパン社会人代表候補90人の、トラッキングシステム「ラプソード」の計測データを公開することを発表した。

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野球全体の質を向上させるため

山中正竹会長は記者会見で、「これからの方向性として、野球全体の質を上げていきたい。その中で、科学に力を入れることで、技術、指導の向上につなげていきたい」と話し、データを公開することで、野球の指導、選手のレベルアップにつなげていく意思を明らかにした。

公開されるのは、投手は最速、平均球速、平均回転、ホップ成分、シュート成分など、野手は、打球速度、飛距離、スイング速度、スイング時間など。数値は、17日にもBFJのホームページで公開する。

社会人代表の石井監督は、「ホップ成分が多いと、真っすぐで空振りやファウルが取れる。そういう投手は抑えに向いている。逆に、ホップ成分が少なければ、ゴロを打たせられる」と話し、代表選考の指標として、また代表の実戦にも利用することを想定している。

社会人のトップ選手のデータが公開されることで、ドラフト会議でもそのデータが活用される事になりそうだ。8月10日〜12日に合宿が行われ、そこに参加した選手のデータも公開されると思うが、今後、データと実績がつながってくれば、その重要さはましてゆきそうだ。

侍ジャパン社会人代表強化合宿参加選手(2021)
侍ジャパン社会人代表は、代表候補選手の強化合宿のメンバーを発表した。合宿は8月10日〜12日に東京都内で行われるが、オープン戦、紅白戦など実戦練習は行わず、各選手のコンディションに応じた個別練習が主体となる。

データはアップデートしていき、選手選考の指標に用いる。また、選手起用の裏付けにも役立てていく。石井章夫社会人代表監督は、一例として、投手のホップ成分を挙げた。「ホップ成分が多いと、真っすぐで空振りやファウルが取れる。そういう投手は抑えに向いている。逆に、ホップ成分が少なければ、ゴロを打たせられる」と話した。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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