阪神は、今年のドラフト会議の1位で投手を指名する方針であることがわかった。市和歌山・小園健太投手、高知・森木大智投手、関学大・黒原拓未投手、筑波大・佐藤隼輔投手、西日本工大・隅田知一郎投手の5人の名前が挙がる。
ドラフト1位指名は投手
阪神は、ドラフト1位で指名する投手として、高校生では小園健太投手、高知・森木大智投手を最上位にリストアップした。小園投手は地元関西の投手で、最速152キロの速球と、小さな変化球を使って抑える技術の高い投手。担当の渡辺スカウトが「真っすぐも変化球もいい。ストライクが簡単に取れる」と評価する。
森木投手は中学時代から注目された154キロ右腕で、担当の山本スカウトが常にマークをしていた。「当然、1位じゃないと取れない素材」と評価する。
また大学生では、かねてから注目度が高かった関学大・黒原拓未投手と筑波大・佐藤隼輔投手、そして9月11日に和田TAなど3人態勢で視察をした西日本工大・隅田知一郎投手が挙げられている。黒原投手には昨年から注目しており、今年春も複数スカウトでチェックをしている。和田TAも「湯舟のようだ」と阪神のエースだった左腕と比較をする。佐藤投手は高校時代から注目をしており、順調に成長した姿を評価している。
2016年の大山悠輔選手から、2017年は馬場皐輔投手、2018年は近本光司選手、2019年は西純矢投手、2020年は佐藤輝明選手と、抽選の結果などもあるが野手と投手を交互に1位指名しており、また佐藤選手、中野拓夢選手などがルーキー野手として活躍をしていることから、今年のドラフト1位は投手の指名が有力視されていた。
阪神は今年、ルーキーの伊藤将司投手が7勝を挙げたものの、左腕の先発投手が不足しており、即戦力左腕投手を補強ポイントとしている。ドラフト1位は将来のエースとして小園投手か森木投手を指名し、抽選で外した場合に即戦力左腕の指名となるか、それとも、最初から即戦力左腕の指名をするのかが注目される。



阪神が今秋のドラフト会議で投手を1位指名する方針であることが17日、分かった。候補は市和歌山・小園健太投手(18)、高知・森木大智投手(18)、関学大・黒原拓未投手(21)、筑波大・佐藤隼輔投手(21)、西日本工大・隅田知一郎投手(22)の5人。昨年は野手の佐藤輝を1位指名しており、2年ぶりとなる投手1位指名で常勝軍団の礎を築き上げる。
虎のドラフト戦略が明らかになった。今秋、ターゲットに絞ったのは高校生右腕2人と大学生左腕3人。競合も予想される中、19年・奥川(ヤクルト)以来、2年ぶりに投手を1位指名する方針だ。
阪神の和田豊球団本部付テクニカルアドバイザーが「湯舟のようだ」と、1990年代に阪神で活躍し、通算60勝を記録した湯舟敏郎投手に例えたほどプロ側は高く評価している。
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