巨人は10月5日に、川崎のジャイアンツ球場でスカウト会議を開き、大塚球団副代表編成本部長、原監督などが参加、約1時間半の話し合いでドラフト1位指名選手の絞り込みなどを行った。
1位、2位は投手を指名
巨人はこれまで、ドラフト1位は投手を指名することを公言していたが、この日の会議で大塚副代表は「1位、2位は投手」と2位も投手を指名することを明らかにした。指名候補に挙がる投手については「即戦力の投手もいるし有望な高校生もいるんですよね。」と、特に即戦力に絞っての指名ではないという。
また、大塚氏は「その中で明日、明後日、投げる投手がいるんですよ。大学、社会人でね。それもきちっと見てから判断しようと。」と話し、これから登板する投手を確認して、10月11日のドラフト会議直前に1位指名選手を決定する。
明日、明後日に投げる投手という事で大学、社会人の日程を確認すると、本日は、都市対抗中国地区二次予選で三菱自動車倉敷オーシャンズvsJR西日本の代表決定戦があり、廣畑敦也投手の登板が確実視されている。明日7日では都市対抗東北地区予選でTDKが登場するが、主なドラフト上位候補のいる大学や社会人のチームで、公式戦は予定されていないが、紅白戦や練習試合などの予定がある可能性はある。
また、ドラフト直前の土日には法政大が今秋初の試合を行い、山下輝投手、三浦銀二投手というドラフト上位指名になりそうな投手が控える。これらの投手を見て、ドラフト前日の夜、当日の午前中のスカウト会議で1位、2位の指名が決定される。そのため、「去年のように名前は出しにくい。今年は出せないという状況」と1位指名選手は公表しない見込み。
予想としては、ドラフト1位で小園健太投手を指名し、抽選で外した場合は山下輝投手、黒原拓未投手や森翔平投手など大学生・社会人左腕投手を指名する。1位で小園投手が獲得できた時は2位は鈴木勇斗投手など左腕投手が残っていれば指名し、左腕が残っていなければ廣畑敦也投手や東芝の吉村貢司郎投手、セガサミーの横山楓投手など、1位が即戦力左腕投手の指名となった時は、天理・達孝太投手、中京大中京・畔柳亨丞投手など2位の指名候補となりそうだ。
全体では本ドラフトで5、6人、育成で10人
ドラフト1位で抽選となった場合は、原監督ではなく今村球団社長が抽選を行うことも決めた。
全体では本ドラフトで5、6人を指名する。また育成ドラフトでは、原監督などに代わり、2軍で指揮を執った阿部作戦コーチと元木ヘッドが出席し、10人を指名する予定。



会議後、大塚副代表編成本部長は「即戦力の投手もいるし有望な高校生もいるんですよね。その中で明日、明後日、投げる投手がいるんですよ。大学、社会人でね。それもきちっと見てから判断しようと。1位、2位は投手にいきたい」と明言。「悩んでますよ、やっぱり。11日の前、朝までに決める感じです」と、1位選手は本番直前に決定するとの見通しを示した。全体としては支配下5~6人、育成選手10人の指名を想定している。




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