横浜DeNAは、ドラフト5位で指名した専大松戸の深沢鳳介投手に、進藤編成部長、吉見スカウトから指名あいさつを受けた。
「ここぞの場面でしっかり投げきれる」
深沢鳳介投手に指名あいさつをした吉見スカウトは「両サイドの真っすぐのコントロールが非凡で、ここぞという場面でしっかり投げきれる。ベイスターズを背負う投手になってくれると思う」と評価した。
深沢投手は昨年秋から頭角を現し、140キロのサイドハンド投手と注目された。そしてセンバツのマウンドではストレートの球威が増し、中京大中京の150キロ右腕・畔柳亨丞投手(日本ハム5位)と投げ合いを演じる。
さらに夏には140キロ中盤の速球を投げるようになり、夏の甲子園では初戦でセンバツ準優勝の明豊を完封した。
まだ体は大きくない。プロ志望届を出すかどうかも迷いがあるほどだった。しかし、ドラフト会議では堂々の5位指名、高い制球力と成長スピード、そして大舞台で動じずに投げきれる度胸が評価された。
横浜DeNAにはサイドハンドで平良投手という、2013年ドラフト5位で高校卒でプロ入りし、2016年に1軍登板をし、DeNAに移籍した2017年から先発として好投をみせている。境遇や投球フォームが似ており、深沢投手の良い手本となる。
右打者にも左打者にもインコースに食い込む球を持つ深沢投手。まずは体を作って球速を常時143前後にすれば、後は指先の良さ、マウンド上での度胸で勝っていける投手になるだろう。

夏の甲子園で選抜大会準優勝の明豊(大分)から11三振を奪う完封劇を見せた右横手投げ。吉見祐治スカウトは「両サイドの真っすぐのコントロールが非凡で、ここぞという場面でしっかり投げきれる。ベイスターズを背負う投手になってくれると思う」と評価する。

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