三菱重工Eastの上野翔太郎投手が勇退

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三菱重工Eastは2021年限りで勇退する選手10人を発表し、中京大中京やU18代表として活躍した上野翔太郎投手の勇退も発表した。

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上野翔太郎

上野翔太郎投手は中京大中京3年時の甲子園で、初戦の岐阜城北戦で9回6安打10奪三振で1失点完投勝利を挙げると、続く鹿児島実戦でも3失点完投勝利を挙げた。3回戦はオコエ瑠偉選手のいる関東第一と対戦し、8回まで0−0の投手戦を演じると、9回にサヨナラホームランを浴びて0−1で敗れたものの、甲子園のスターとして非常に注目を集めた。

実力も非常に高く、140キロ中盤の速球は伸びが非常にあり、ストレートで空振りを奪えた。日本で行なわれたU18W杯の代表にも選ばれると、韓国戦で先発して7回3安打10奪三振無失点でコールド完封勝利、そして決勝のアメリカ戦では、5回から佐藤世那投手をリリーフして登板すると、9回までの5回を1安打6奪三振無失点に抑えた。

ドラフト候補として注目されたものの、プロ志望届けを出さずに駒澤大に進学した。しかし大学では、その高校3年時に右腕を痛めており、思うような投球はできなかった。それでも4年生の秋に力強い球を見せ、リーグ戦初勝利を挙げて、三菱重工Eastに進んだ。

2年目の今年、上野投手は勇退した。高校時代の輝かしさと大学、社会人時代の苦労の2つを持ち、野球選手ではない次の未来へと進んでいく。

また、常総学院、明治大などで長打力に注目された和田慎吾選手、愛工大名電、関東学院大でプレーした福本裕亮投手なども勇退する。

三菱重工East硬式野球部 | 2021年勇退スタッフ・選手のお知らせ
三菱重工East硬式野球部
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yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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