法政大とENEOSがオープン戦を行い、法政大の扇谷莉投手、斎藤大輝選手のプレーを3球団のスカウトが視察した。
3回無失点
法政大は4年生になるプロ注目の扇谷莉投手が先発すると、3回を1安打3奪三振無失点、3四球を許したものの188cmの長身から角度のある球を投げ込み、結果を残した。
この日は、スライダー、フォークボールなどの変化球を中心にした投球で3奪三振、「立ち上がりに真っすぐの制球が悪かった。社会人相手にスライダーやフォークで空振りやファウルを取れたのはよかった。」と話した。
それでも、「まだまだです。山下さんのように、真っすぐの力でファウルがとれるような投球ができないと」と話す。昨年は東京ヤクルトドラフト1位の左腕・山下輝投手、そして、横浜DeNAにドラフト4位で指名された三浦銀二投手がいたが、「一緒に練習することが多く、学ばせてもらった。山下さんは体格もスタイルも似ているし、銀二さんには先発の準備の仕方などを教わった」と話す。
そして、「今年は去年からリーグ戦に出ている自分がやらないといけないと思っている」と、2人の抜けた投手陣を支えるエースとして、今年の活躍を誓った。
また、打撃の良い二塁手として侍ジャパン大学代表候補合宿にも参加した斎藤大輝選手は、3番セカンドで出場すると、6回にバットを折られながらもライト前に運ぶヒットを放った。3打数1安打1四球だった。守備でもヒット性の打球を好捕し、併殺を完成させるなど、良い動きを見せていた。
斎藤選手は主将として、「最強のチームを作りたいと思っています。監督はリーグ戦を全勝で優勝したいと。自分も貫きます」と話す。まずはこの日の初戦で、スポニチ大会を控えるENEOSに4−2で勝利し、意気込みを実践した。
この日は埼玉西武、中日、北海道日本ハムの3球団のスカウトが視察し、斎藤選手について中日・八木スカウトは「守備の動きが良かった。打つ方はこれから上がってくると思う」と話した。
扇谷投手は188cmから148キロの速球を投げ、東邦高時代から注目されてきた。スケールの大きな投球を見たい。また、斎藤選手は安打を打てる二塁手で、即戦力内野手として注目される。

好守も見せ、オフに守備練習を重視した成果を披露。中日の八木スカウトは「守備の動きが良かった。打つ方はこれから上がってくると思う」と話した。

ドラフト1位でヤクルトに進んだ先輩左腕・山下輝投手と同じ身長188センチの扇谷がスライダー、フォークをまじえた変化球中心の投球で、ENEOS打線を沈黙させた。3球団のスカウトが視察する中での投球にも首を振った。
「立ち上がりに真っすぐの制球が悪かったので、変化球主体にしてストライクがとれたし、三振もとれた。でも、まだまだです。山下さんのように、真っすぐの力でファウルがとれるような投球ができないと…」

三浦銀二(DeNA)や山下輝(ヤクルト)らが抜け、リーグ戦で先発経験がある3年は扇谷だけ。「一緒に練習することが多く、学ばせてもらった。山下さんは体格もスタイルも似ているし、銀二さんには先発の準備の仕方などを教わった」。

この日は3球団のスカウトが見つめる中「3番二塁」で先発出場し、3打数1安打1四球。6回2死からバットを折られながらも右前へ運ぶと、後続の2本の適時打を呼んだ。守備では二遊間への安打性の打球を併殺に仕留めるなど、安定感をみせた。
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