近江高校で最速148キロの速球を投げ、打撃でもドラフト上位候補として注目される山田陽翔選手が、昨夏以来となるマウンドに立った。
智弁学園を4回まで完全試合
この日は皇子山球場のスコアボードが改修されての記念試合として、近江vs智弁学園の試合が行われ、山田陽翔投手が先発した。登板したのは昨年夏の甲子園準決勝・智弁和歌山戦以来となる。
この日、最速は142キロ、4回までパーフェクトピッチングを見せる。5回に2アウト3塁の場面で遊撃手のエラーで1失点したが、6回を投げて1安打1失点(自責点0)の好投を見せた。「感覚自体はすごく良かった。体のコンディションは100%に近いです」と話した。
「夏の智弁和歌山戦に投げて以来ですが、感覚は良かった。不安というより楽しみの方が勝っていました。球数を抑えるためにゴロアウトを取ろうと思っていましたが、投手なので三振はすごくうれしかったです」と、3奪三振についても評価をした。
また山田選手は打者としても注目されるが、この日は7回2死満塁で決勝の押し出し四球で打点を挙げた。
投手でやりたい
この日は阪神、広島など10球団のスカウトが集まり、注目度の高さを示している。視察した阪神の筒井スカウトは「去年は肘を痛めていたと聞きましたが、問題はないですね。監督に聞いたら打者ではなく投手でやりたいという話なのでこれから楽しみ。自分の強い力をボールやバットに伝えることができていた。投手としてだけでなく、打つ方でも注目したい」と評価した。
高校生のドラフト候補の注目選手の一人で、二刀流として注目される。打者としての可能性も評価されるが、投手としても能力が高い。まずは登板ができたことで、投手としての可能性を示した。これから投打で調子を挙げてゆき、春季大会で大暴れをしたい。

4回まで完全投球だった。最速も142キロを計測。5回2死三塁から遊撃手の適時失策で唯一の失点を喫したが、4番打者としても7回2死満塁で決勝の押し出し四球を選んだ。プロ10球団が視察。阪神の筒井スカウトも「体は全然問題なさそう。力強さを出せている」と評した。

阪神の筒井和也スカウトは「去年は肘を痛めていたと聞きましたが、問題はないですね。しっかり力を出せている印象。監督に聞いたら打者ではなく投手でやりたいという話なので、注目したい。すごく楽しみです」と話した。真上から投げ下ろすフォームを、昨年の新人王・栗林(広島)のイメージと重ねる。


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