中京大で150キロの速球が注目される漢人友也投手がこの日、東海学園大に7回途中2失点の好投を見せた。また、同じく150キロ右腕の三浦大輝投手も好投、この試合には中日、オリックスなど5球団が視察をした。
146キロのスピードガン以上
東海学園大戦に先発したプロ注目の漢人友也投手、立ち上がりの先頭打者に四球を許し、2番打者にライト戦を破るタイムリー2ベースを浴びていきなり1失点した。それでも味方がその裏に逆転すると、2回以降は立ち直る。ランナーを出しても要所を締めて6回まで1失点に抑えた。
7回に1アウト2塁のピンチとなったところで降板も、6回2/3を投げて6奪三振1失点と試合を作った。最速は146キロだったが、緩急をしっかりとつけ、試合を支配していた。「ランナーを出した中でも粘って投げられた」と話した。
この日は5球団のスカウトが視察をしたが、高評価が聞かれた。
中日・清水スカウト:「大きく崩れることなく先発としての仕事ができていた。スピードガン以上に速く感じる」
オリックス・下山スカウト:「しなやかで柔らかい。センスを感じる」
また、漢人投手の後に登板した150キロ右腕・三浦大輝投手も、2回2/3を1失点に抑え、3−2で勝利した。まだ状態は上がるかなという感じはある」と話した。
共に150キロを投げるプロ注目コンビで、中京大のレベルの高さが窺える。この日は打者の注目候補・沢井廉選手は欠場したが、スカウトは得るものが多かったのではないかと思う。

181センチ、77キロの細身の体格でしなやかな投球フォームが特徴的な右腕。この日はスタンドから5球団のスカウトが見守り、スカウトのスピードガンで最速146キロを計測した。中日の清水スカウトは「大きく崩れることなく先発としての仕事ができていた。スピードガン以上に速く感じる」と評価。オリックスの下山スカウトも「しなやかで柔らかい。センスを感じる」とうなずいた。

最速146キロを計測し通算2勝目を挙げた漢人は被安打8も要所を締め「ランナーを出した中でも粘って投げられた」と安どの表情。阪神に入団した伊藤稜から背番号18を受け継いだ三浦も「まだ状態は上がるかなという感じはある」と手応えをにじませた。ともにプロ志望。三浦は「お互い意識し合って負けたくない気持ちを持っている。切磋琢磨しながら、秋まで突っ走っていきたい」と意気込んだ。
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