182cmの身長があり、137キロの速球を投げる投手として注目される豊川の白須輝一投手が、愛知啓成を9回途中まで自責点0の好投を見せ、視察した巨人スカウトも評価をした。
球速より速く感じる
白須輝一投手は182cmの右腕投手で、柔らかいフォームからの伸びのあるストレートが注目されている。
この日の春季高校野球愛知大会の準々決勝では愛知啓成を相手に先発すると、最速は133キロだったものの8回まで無失点、9回に味方の2つのエラーなどで3失点したものの、8回1/3を投げて8安打1四球で3失点、自責点0の投球を見せた。
「終盤は球威が落ちてしまった。直球の制球もまだまだ。ピンチで三振を取れないとエースとは言えない」と9回に失点したことを反省し、長谷川監督も「四球が少なかったのはよかったけど、もっといい投球ができる選手」と期待をする。
この日、視察した巨人の木佐貫スカウトも「柔らかいフォームで球速よりも速く感じる。バランスがよく制球もいい」と評価したが、「球の強さが増せばもっといい」と球威のアップを期待した。
まだ線も細かった白須投手、これから先に進む中で体ができてくれば、将来的にかなり楽しみな投手となりそうだ。

「四球が少なかったのはよかったけど、もっといい投球ができる選手」と長谷川裕記監督(28)が話すように周囲からの期待は高い。スタンドから見守った巨人の木佐貫スカウトは「柔らかいフォームで球速よりも速く感じる。バランスがよく、制球もいい」と総合力を評価する一方、「球の強さが増せばもっといい」と伸びしろにも期待した。白須自身も「夏までに140キロまで球速を持っていきたい」と課題は自覚している。
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