東京六大学はフレッシュリーグが行われており、明治大は高校時にドラフト候補として注目された選手が投打に活躍した。
燃える2年生
明治大といえば、この春に注目されたのは2年生の宗山塁選手。打率.429で六大学の首位打者になると、3本塁打、13打点を挙げ、満票で遊撃手のベストナインに選ばれた。
春のリーグ戦が終了し、大学2年生までの選手が出場するフレッシュリーグが行われている。明治大は3番に東海大相模で51本塁打を放った杉崎成選手、4番に履正社で20本塁打に高い打率を残した池田凜選手、5番に作新学院で強打と強肩で注目され、侍ジャパンU18代表でも活躍した横山陽樹選手、6番に花巻東で35本塁打を放った体格も恵まれている水谷公省選手が並んだ。
この日は立教大との対戦で、1−1で迎えた6回2アウト1、3塁の場面に、横山選手がレフト前ヒットで1点を勝ち越すと、水谷選手の左中間を破る2点タイムリー2ベースヒットで突き放した。水谷選手は「中盤に点が取れてよかった。横山が水谷まで回すと言って回してくれたので、しっかり打たないといけないと思いました」と話す。
高校時にプロが注目した選手が居並ぶ中で宗山選手の活躍は、同世代の選手に大いに火をつけていると思う。2年生の選手の成長が非常に楽しみだ。
またこの日は1年生の毛利海大投手が先発すると、自己最速を2キロ更新する145キロを記録、福岡大大濠時代に技巧派左腕としてプロも注目した投手が、球速でもアピールしてきた。
4回を投げて4安打1失点、四球も2つと少し苦しんだものの、得意の変化球も冴えて5つの三振を奪い要所を締めた。1年生投手では花巻東出身の147キロ右腕・菱川一輝投手も2回をノーヒットで無失点に抑えるリリーフをしており、こちらも楽しみ。

打線は1-1で迎えた6回2死一、三塁、横山陽樹捕手(2年=作新学院)の左前打で1点を勝ち越した。さらに2死一、二塁で水谷公省(こうしょう)外野手(2年)が左中間を破る適時二塁打を放ち、さらに2点を追加した。水谷は「中盤に点が取れてよかった。横山が『水谷まで回す』と言って回してくれたので、しっかり打たないといけないと思いました」と話した。
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