7月8日からオランダのハーレムベースボールウィークに出場する侍ジャパン大学代表候補の選考合宿が始まった。この日はシートノック、フリー打撃が行われ、野手がアピールをした。
オリックス・牧田編成部副部長が評価
この日はスタンドに多くのスカウトが詰めかけ、侍ジャパン大学代表の監督、コーチ陣へのアピールだけでなく、その先のプロ入りのアピールの場にもなった。
シートノックでは捕手、遊撃手を中心に良い動きを見せ、齊藤大輝選手、山田健太選手、林琢真選手、宗山塁選手、奈良間大己選手、友杉篤輝選手や、友田佑卓捕手、野口泰司捕手、進藤勇也捕手などがアピールをしていた。
そして続いて行われたフリー打撃では、3つのゲージを使って交代で打撃を行い、ラプソードの計測なども行っていた。
日体大の矢澤宏太選手は引っ張って2本、逆方向にも2本のさく越えを見せ、長打力をアピールした。昨年12月の合宿では坊っちゃんスタジアムで他の選手になかなかホームランが出ない中で引っ張ってのホームランを放っていたが、「前回は引っ張って飛ばせるところを。今日は逆方向への打球をテーマにして、アピールしようと思っていました。何本かいい打球もあったので良かった」と話した。
またこの日は立教大の山田健太選手と東北福祉大の杉澤龍選手が5本のさく越えを記録し、長打力をアピールしていた。
その中で、視察をしたオリックスの牧田編成部副部長は、「立大の山田選手、早大の蛭間拓哉選手はインパクトが強く、さすがだなと思いましたね。中大の森下翔太選手も自分の形で強いスイングができていましたね。」と評価した。
また、「日体大の矢澤選手はやっぱり能力が高く飛距離も凄かったです。今年の目玉になると思います。どの球団も注目していると思いますね。」とドラフト1位クラスで今年の目玉と評価し、東北福祉大の杉澤選手については「天才。センスがありバットコントロールが素晴らしい。勝負強く3拍子そろった良い選手と思います。」と評価した。
個人的にもこの日目立ったのは森下翔太選手と杉澤龍選手、宗山塁選手、林琢真選手がよく見えた。ショートの守りでは天理大の友杉篤輝選手が一番良かったと思うが、宗山選手も素晴らしく、宗山選手は再来年のドラフトの超目玉になりそうだ。


<スカウトが見た!注目選手>オリックス・牧田勝吾編成部副部長
立大の山田選手、早大の蛭間選手はインパクトが強く「さすがだな!」と思いましたね。中大の森下選手も自分の形で強いスイングができていましたね。日体大の矢沢選手はやっぱり能力が高く飛距離も凄かったです。今年の目玉になると思います。どの球団も注目していると思いますね。東北福祉大の杉沢選手は天才。センスがありバットコントロールが素晴らしい。勝負強く3拍子そろった良い選手と思います。

ネット裏から視察したオリックスの牧田勝吾編成部副部長は「飛距離が素晴らしい。バネがあって、瞬発力が魅力的」と評した。19日の紅白戦では先発登板する予定で、日本代表でも二刀流を貫く。最速150キロ左腕は「(投打の)どっちも力になることをアピールして、自分の可能性を広げたい」と力を込めた。


コメント
天理大学の友杉選手が全日本大学野球メンバーに入れるように願うばかりです。