兵庫大会では、昨年の覇者の神戸国際大付が2日目に登場し、御影と対戦をしたが、3−1と終盤まで勝敗がわからない接戦となった。
1年生投手が締める
試合は3回に神戸国際大付が2点を奪ってリードしたものの、御影の191cm右腕で最速140キロの速球を投げる奥居瑞樹投手の好投が光っていた。7回に御影が1点を返すと勢い付いた。
しかし7回の裏、神戸国際大付の山里宝選手の痛烈な打球が柵越えし3−1とすると8回からは1年生の津嘉山憲志郎投手が登板する。津嘉山投手は1年生の右腕投手で、中学時は軟式で146キロを記録し、神戸国際大付に入学するまでに硬式で投げると148キロを記録したというスーパー1年生。
この日はその力を発揮し、力強いストレートと、やや低い位置から出る変化球が大きくクロスして右打者の外角で空振りを奪った。8回に2三振を奪うと9回はクリンナップを三者三振に仕留め、接戦にピリオドをうった。
沖縄県の美東中出身で、既に甲子園でも登板をしている星稜のマーガード真偉輝投手の後輩となる。マーガード選手が今年が最後の甲子園となる中で「今年の夏、マーガードさんと甲子園で戦って勝ちたい」と話す。
神戸国際大付は大型左腕の楠本晴紀投手が注目されるが、津嘉山投手やこの日、鋭いスイングを見せた山里選手など注目選手が多い。
この日敗れた御影は初戦敗退となったが、奥居投手も素晴らしい投手だった。今後も野球を続けるということで、191cm右腕はどこかのグラウンドで見ることになりそうだ。


早くも風格を漂わせる沖縄出身の1年生は最初の8回に2三振を奪うと、圧巻は9回。クリーンアップを3者連続三振に仕留めて試合を締め、7回に1点を返し勢いづいた御影打線の息の根を止めた。中学時代は軟式で146キロ、入学までに硬式球で148キロを計測した大型右腕が、文句なしの結果で初登板を飾った。



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